台北・新北での開催がなかった高校バレーHVL
2022.05.01 up
中学・高校の各スポーツの大会を運営する高中體育總會(以下、高中體總)のマスコット「Woohoo」
昨年、決勝の開始時間が大幅に遅れ、表彰式が23時50分近くまでかかった高校バレーHVLの様子を紹介しました。
今年も紹介しようと考えていたのですが、昨年から開催されている予選が桃園市、嘉義市で開催され、決勝トーナメントは台湾南部の屏東縣。自身の予定と照らし合わせても、さすがに移動が厳しくなったので、会場での取材を見送りました。
しかし、開催前の記者会見は台北市内で開催されたので、その様子を紹介します。
WooHooと一緒にポーズをとる中学の選手と指導者
会見は高校バスケHBLの決勝トーナメント開催前の時と同じ会場で行われましたが、中学、高校と合わせて決勝トーナメントは行われるため、出場チームの関係者が報道陣よりも多く集まっていました。
HVLは以前より注目を集め、集客も見込めるようになってきていますが、台北アリーナを満員にできるHBLと比べると、まだまだ途上の段階にあるのだと感じました。
こちらは高校の選手と校長です
会見は、HBL同様華やかな雰囲気が漂う中で行われましたが、選手以上に目立ち、主役をかっさらっていったのが高中體總が新しく設けたマスコットキャラクターのWooHooです。
設定は「高中體總の研修生」ですが、この研修生、元気がよすぎるあまりに主役の選手たちを豪快に喰ってしまうところがあります。会見時はいいのですが、会場でも個性をいかんなく発揮するところに「研修生」という設定が生きている感じです。私もHBLの会場で見かけて撮影していたら、いろいろポーズをとってくれたのですが、想像以上に長くなっただけでなく、データも消耗するような結果になり、その元気のよさには手を焼きました。
選手たちは、団に上がる前にWooHooと一緒にポーズを取るのですが、選手も指導者も学校関係者も戸惑い、恥ずかしがりながらやっている感じでした。救いはマスクで恥じらう表情がうまく隠れることでしょうか。
テープが飛ぶ演出も
その後、出席した中学と高校の選手が舞台に立ち、主催者が中央に用意されたボードを差し込んで、テープが噴出したところで会見を締めくくりました。
HBLの時もありましたが、テープが天井にあるシャンデリアに引っかかっていることもあるので、いつも「大丈夫かな…」と思って見ています。
最後に記念撮影
最後に関係者が集まって、記念撮影になりました。
試合は、この会見の翌週の火曜日から中学・高校3日間ずつの計6日間開催されました。
最終日の3位決定戦と決勝の日程は、10時開始で最後の試合は16時開始。この辺りは前年の最後の試合が19時開始予定のところを21時過ぎに開始となり、表彰式が23時50分近くまでかかってしまったことへの反省が出ていました。その結果、最後の試合終了は20時前で表彰式も20時30分ごろ。記念撮影に時間を割いても、片付け・撤収の時間を含めても日をまたぐことはないので、正解だったと言えます。
開催地が台北市と新北市から外れたのは、プロバスケットボールリーグのP+リーグ(2020年から公式戦を開催)とT1リーグ(昨年から公式戦を開催)と準プロバスケットボールリーグのSBL(今季19年目)が、主要会場を押さえている影響で、6日連続でバレーボールの試合を開催できる会場が屏東縣以外になかったのではないかと見ています。
来年以降、HVLはどのような開催になるでしょうか。
個人的には自宅から移動が楽な台北市と新北市に戻ってきてほしいと思っていますが、どうなるでしょうか。
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