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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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試合中の様子

試合中の様子

 女子決勝と表彰式の後に開催された男子決勝は、前年の3位決定戦だった台湾體育運動大學(以下、台湾體大)と銘傳大學の対戦でした。前年まで四連覇中の台北市立大學に勝ち、決勝に上がってきた銘傳大學、6年ぶりの優勝を目指す台湾體大と抱える背景は違いますが、前年3ー0で銘傳大學が勝った試合は、今年どうなったでしょうか。

 


ゴール前の攻防

ゴール前の攻防

 試合は、実力が拮抗していることもあってか、前後半の90分では得点が入らず0ー0。延長も前半も決め手がなく0ー0。延長の後半に入っても膠着状態が続き、終了直前からどちらもPK戦を睨んだ試合運びになり、選手交代もその流れになっていきました。特に銘傳大學はゴールキーパーを交代し、備えているのがはっきり分かるくらいでした。

 そして、延長前後半と合わせて120分が過ぎ、アディショナルタイムが「+2」と表示が出てすぐ…


アディショナルタイムにシュートを入れられ、落胆する銘傳大學の選手たち

アディショナルタイムにシュートを入れられ、落胆する銘傳大學の選手たち

 台湾體育大のコーナーキックを、銘傳大學のディフェンダーがヘディングでクリア。ボールがペナルティアークライン後方に出たところで待っていた台湾體大の選手がロングシュートを放ったら、右へ横っ飛びしたキーパーのそばをすり抜け、そのままゴールネットを揺らすという展開になりました。

 私自身、反対側から見ていたのに加え、18時を回って陽が落ち始めてきたことで見にくくなっていた影響で、その瞬間に起きたことが今ひとつ掴めていませんでした。

【参考】
https://www.youtube.com/watch?v=fOi_5bc6Bu0


最後の攻防。緑のユニホームは銘傳大學のゴールキーパー。

最後の攻防。緑のユニホームは銘傳大學のゴールキーパー。

 試合がいつ終わるか分からず、後がなくなった銘傳大學は、ゴールキーパーも上がって捨て身の反撃を試みますが、ボールがサイドラインから出たところで終了のホイッスルが鳴りました。

 1ー0で台湾體大が勝ち、6年ぶりの優勝を決めました。

 


試合終了後の両者

試合終了後の両者

 勝った台湾體大は、決勝ゴールが決まった瞬間から大盛り上がりで、終了後も思いっきり喜びを爆発させていました。

 一方の銘傳大學は120分戦った疲労、最後の最後で優勝が逃げていった悔しさなどが入り混じっていたようで、ピッチに倒れ込んだり、かがみ込んで悔し涙を流している選手の姿が多く見られました。

 台湾體大は表彰式後も、喜びを爆発させ、会見でも趙榮瑞監督がチーム強化のために行ってきたことを興奮気味に話し、会見が終わっても囲んでいる記者たちにアツく語っている姿がありました。

 久しぶりの大学サッカーは1日だけの観戦でしたが、興奮や熱気はバスケットボールのUBAに負けていませんでした。会場も、以前の台北市中心にある台北田径場から新北市郊外の輔仁大學サッカー場、客席も小さくなり、少し寂しい感じがしましたが、それが本当に収穫でした。

【参考】
https://www.youtube.com/watch?v=k_S2O1uMS_E

http://www.ssu.org.tw/News/Detail/42de0b9b-d465-4477-b9cc-5022ab241ce2?Type=5d95b073-09ac-4854-869f-2f87c50bc456


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