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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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世新大学・丹尼爾のスラムダンク

世新大学・丹尼爾のスラムダンク

 以前、バスケットボールの国際試合・ジョーンズカップ(*昨年まで2年連続で開催を見送っています)のダンクシュートの写真を掲載したことがありました。


【参考】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2012823201829

 今回は大学バスケUBAで見られるダンクシュートを紹介します。

 昨年、留学生選手の増加について触れましたが、それに合わせるかのようにダンクシュートを見る機会も増えてきています。そこで、今回は大学バスケUBAで見られるダンクシュートを紹介します。


世新大学の沙巴斯丁

世新大学の沙巴斯丁

 1枚目は世新大學の丹尼爾。ナイジェリアのサクセス・ベース・インターナショナルスクール出身、208cm・96kgの選手です。

 2枚目も世新大學の沙巴斯丁。ナイジェリアのガマ・サクセス・インターナショナルハイスクール出身、201cm、95kgの選手です。

 世新大學には丹尼爾以外にも、留学生の選手が1人いますが、3人ともインサイドで力を発揮し、2年連続の決勝進出に大きく貢献しました。200cm以上の台湾人選手はなかなかいないので、貴重なインサイドの戦力であると同時に、力強いプレーが目を引きます。


萬能科技大學の蓋比

萬能科技大學の蓋比

 萬能科技大學は桃園市にある大学で、UBAは初めて決勝トーナメントに進みました。この躍進に大きく貢献したのは、留学生の選手たち。上の写真の蓋比をはじめ、アメリカ、マレーシア 、日本、フランスの留学生が登録されていました。

 蓋比はコロラド州のメサリッジハイスクール出身、195cm、88kgの選手です。登録選手中、2番目に高い身長と身体能力を生かしたプレーは、相手チームの脅威になりました。


健行科技大學の王晟霖

健行科技大學の王晟霖

 ダンクシュートは留学生ばかりではなく、台湾人選手もしっかり見せてくれます。

 健行科技大學は、2010年代に3回優勝し、UBAの強豪としての地位を築きつつあります。

 過去3回の優勝の原動力になったのが、高校バスケHBLで過去10年で二連覇2回の能仁高級家事商業職業學校(以下、能仁家商)出身の選手たち。能仁家商の主力選手が多く進学してきており、安定した戦力を保っています。

 上の写真の王晟霖も出身校は能仁家商。205cm、95kgの体格を生かしたダンクシュートを、準決勝の世新大學戦で見せました。


政治大學の王凱裕

政治大學の王凱裕

 政治大學は、昨年に続き、今年も優勝し、二連覇を達成しました。

 政治大學の二連覇を支えた選手の一人が、上の写真の王凱裕。

 能仁家商在学時代から得点能力が高いことで注目を集め、大学進学後は3ポイントシュートの精度が上昇。2次予選リーグのある試合では15本中7本を入れただけでなく、決勝では12本中5本決め、22得点をあげ、MVPを受賞する活躍を見せました。

 王凱裕は190cm、78kgと今回紹介した中では体格が一番小さいですが、技術の安定感は一番高い選手です。大学卒業後のプロリーグでの活躍、チャイニーズタイペイ代表入りも十分期待できる選手なので、日本のバスケファンの方は知っていて損はない選手だと思います。

 大学バスケUBAの試合は、以下のYouTubeのSSUtv SportsチャンネルでLIVE観戦することも可能です。興味がある方は、見てみてはいかがでしょうか。

*SSUtv Sportsチャンネル
 https://www.youtube.com/c/ssutv


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