台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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台北会場のスタート地点

台北会場のスタート地点

 6月3~5日は端午節の連休が設けられていました。

 台湾の端午節の恒例行事といえばドラゴンボートレースですが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で端午節の連休中は開催されませんでした。台北市は中秋節の連休(9月18~21日)に延期して開催されたものの、新北市はそのまま中止となりました。

 今年は、台北市も新北市も2年ぶりに端午節にドラゴンボートレースが帰ってきたので、両方とも見てきましたので紹介します。

 今回は台北市のドラゴンボートレースです。


ゴール前の様子

ゴール前の様子

 台北市の会場は大佳河濱公園。2年前も同じところで開催していましたが、一般来場者は入場できず、選手、関係者だけで開催していました。そのため、最寄りのMRT圓山駅から会場まで出ているシャトルバスも運行されなかったので、私も行きませんでした(注:市バスでも会場まで移動可能ですが、慣れていないと難しいです)。

 今年も、感染拡大の不安はあったものの、一般来場者にも開放しているということで、3年ぶりに会場を訪れました。

 


敬礼のポーズも忘れずに

敬礼のポーズも忘れずに

 MRT圓山駅に到着して、シャトルバスに乗りましたが、1時間1本の運行ペース。20分以上前に到着し、車両を開放するため、バスの中はものすごく人が密集した状態になりました。私は開放後すぐ乗車し、椅子に座ってしばし居眠りしていましたが、発車前に目を開けたら人が集まっていて、驚きました。

 シャトルバスで約15分移動したら、会場のバス乗り場に到着しましたが、この時は「早くドアが開かないかな…」と思いながら降りるのを待ちました。感染が広がりを見せている中だったので、密集した空間はマスクをつけていても少し怖かったです。


この雲行きは…

この雲行きは…

 バスを降りて、会場を見て回ると、選手がスタート地点に向かう入口には、消毒液のミストが出るゲートが設けられ、レース以外の緊張感が漂っていました。

 選手の待機場になっているテントには、出場選手たちだけでなく、応援で来ていた人たちも集まっていて、密集と言える空間ができ上がっていました。

 それは、川沿いに設けられたフェンスも同じで、奮闘する仲間に声援を送ろうと、多くの人たちが集まっていました。

 久しぶりのドラゴンボートレース、開放感があったからなのか、定かではありませんが、台北市の会場は人が多く集まり、「密集」があちこちで出来ている状態でした。

 加えて、上の写真にある雲。
 大雨(夕立)が降るのではないかと判断し、約2時間余りでシャトルバス乗り場に向かい、会場を後にしました。

 帰りのシャトルバスも、行きと同様の密集状態での移動となり、怖さを感じました。


3年前の様子

3年前の様子

 3年前のドラゴンボートレースでは、会場にキッチンカーをはじめ、屋台街があり、レースの熱気に加え、賑やかな雰囲気に花を添えていました。また、協賛企業の試食、試飲コーナーも設けられ、小さい子供たちが遊ぶところも充実していましたが、今年はゼロ。上の写真のところも、静かで何もなく、寂しさがうんと漂っていました。

 来年以降、3年前に見たドラゴンボートレースが帰ってくるでしょうか。
 それとも、今年と同様の開催になるでしょうか。

 今から気になるところです。


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