台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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中秋節の時期にはおなじみの文旦。右のシャーベットは40元(約182円)

中秋節の時期にはおなじみの文旦。右のシャーベットは40元(約182円)

 今年の中秋節の連休は、9月9~11日に設けられていましたが、台湾の中秋節に欠かせない果物といえば文旦(『ザボン』とも言います)です。産地の台南市麻豆區の農協が設けたブースで、右の文旦シャーベットを買ったら、左の文旦をつけてくれました。

 文旦もシャーベットも爽やかな甘さがあり、勢いがあったら何個でも食べられそうなものでした。


D O N D O N D O N K Iのブースより

D O N D O N D O N K Iのブースより

 現在,台北市内に2店舗を構えるD O N D O N D O N K Iもブースを出店し、日本産のぶどう、ぶどうの粒のまま入り大福、いちごアイス大福を販売しました。

 ぶどうは一番安いもので600元(約2742円)、800元(約3655円)、1000元(約4569円)の価格のものが売られていましたが、800元、1000元のものは終了前に全部売り切れていて、担当の方も笑顔を見せていました。


売り切れのお知らせ

売り切れのお知らせ

 当日、最高気温30℃以上あったこともあり、人気が特別高かったのがフルーツを使ったスイーツ。台中に店舗を構えるB I N B O Nの看板メニューの一つが、フルーツがそのまま入った手作りアイスキャンディです。

 最低価格70元(約320円)で、前出の文旦シャーベットよりも高額ですが、気温の上昇で瞬く間に売れ、陽が沈む前に売り切れてしまい、上の写真のボードを出して終了まで開店休業状態になっていました。

 実は私も目をつけていて、他のを食べてから…と考えていたのですが、気がついて行ってみたら、上の写真のボードが置かれ、涙に暮れるしかありませんでした。

【参考】

https://www.facebook.com/binbonpop/

https://www.binbon.com.tw/甜點

https://www.binbon.com.tw


カボチャのソフトクリームに日本産フルーツをトッピングした限定メニュー

カボチャのソフトクリームに日本産フルーツをトッピングした限定メニュー

 日台フルーツ夏祭りで個人的にひかれたのが、函館に本店があるプティ・メルヴィーユ。台北市内のデパートに1店舗ありますが、このイベントのために用意したのが長野県産の桃とシャインマスカットを使ったカボチャのソフトクリームでした。

 カボチャのソフトクリームは「北海道直送」ということですが、味はコクと甘味が豊富で、食べ応えがありました。フルーツは長野県産の桃とシャインマスカットを使用したもので、フルーツが持つみずみずしさを楽しめました。しかし、ソフトクリームの甘みに引っ張られた格好になり、フルーツの甘みを十分堪能しきれなかった気がしました。


メロン半個分を器にしたデラックスソフトクリーム450元(約2056円)

メロン半個分を器にしたデラックスソフトクリーム450元(約2056円)

 特別目を引いたのがメロン半個分を器にして作ったソフトクリーム。シャベル型のスプーンもついて450元で売られていましたが、「食べてみたい!」と思う一方で「ちょっと高いな…」と不安になり、買えませんでした。

 注意深く観察していると、メロンの器を手に持ち、場内を歩き回っている人を見かけました。「気合いが入っているなぁ…」と思う一方で、「ちゃんと味わえているのかな…」と気になってしまいました。

 夜に入り、ブースを訪ねてみたら、ソフトクリームはしっかり売り切れていて、スタッフのみなさんが機械の清掃とメンテナンスに追われていました。

 今回は、ぶどうと桃の産地で知られる長野、山梨、岡山が存在感を見せいていましたが、来年以降開催される際には、北海道のフルーツが存在感を見せることを祈ります。


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