フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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塔の安定を保つために支える多くの構成員の手

塔の安定を保つために支える多くの構成員の手

 バルセロナ市のイベントの中で最も大きな祭りの一つであるメルセ祭が、9月23~26日まで催されました。

 各種プログラムの中でも、ユネスコ無形文化遺産に認定されている「人間の塔」は圧巻です!

 バルセロナ市庁舎前広場にて連日披露され、多くの人に感動を与えてくださいました。

 難技、度胸と連帯感を必要とする上、危険度がかなり高いので、観客もドキドキハラハラ感が味わえます。


先ずは4段の人間塔が移動しながら会場である広場に登場しました。

先ずは4段の人間塔が移動しながら会場である広場に登場しました。

 塔を作った状態での移動は、均整を保つのが難しいので、下で支えている男の人はとても緊張しています!


 人間塔の一番下の礎になる部分には、少なくても50人以上が両手を組み合わせ隙間なく礎を作り上げます。それから、順に組み上げていきます。アンチャネタと呼ばれる頂上に立つ子供が片手を掲げると塔が完成した合図になります。

 塔が安定していると、数秒手を挙げた状態を続けることができ、大喝采が沸き起こります。

 それで終わりではなく、解体していく過程も大事で、全員が無事に地上に降りて初めて成功ということになります。


広場の至る所で各チームが組み上げていきます。

広場の至る所で各チームが組み上げていきます。

 礎が大きいと、組み上げる人数も多くなり7段に!


大勢の人がSant Jaume広場にいました。

大勢の人がSant Jaume広場にいました。

 スペインでは完全に感染予防対策が解除され、隣国の観光客もこのメルセ祭に集まってきます。

 誰でも無料で観ることができるのですが、広場にアクセスできる人数は限られているので、広場に人が集まると、周囲の路地は警察官によってシャットアウトされてしまい進入禁止になります。ですから、始まる前に広場に行くことをお勧めします。

 今年は、どのチームも成功して嬉し泣きし、構成チームごと合唱していました!

 観客である私たちは、とてもポジティブなエネルギーをいっぱい頂きました!

 ありがとう、カタルーニャ!


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