新しい公共交通機関 安坑ライトレール開通
2023.04.08 up
MRTとライトレールの十四張駅の連絡橋
新北市新店區に敷設された「安抗輕軌(安坑ライトレール)」が2月10日に開通しました。3月12日までは試乗期間で無料で乗車可能(交通系ICカードが必要)ということで、開通記念の花火が予定された2月12日に合わせて、様子を見に行きました。
私が始発着の十四張駅へ到着した時には、ライトレールの駅には長い列ができていて、2018~2019年の淡海ライトレール開通時の「180分待ち(参考:http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201812271176)」を思い出してしまいました。そのため、上の連絡通路は閉じられ、地上に降りてから向かいにあるライトレールの駅に向かいました。
試乗した車両
心配していた待ち時間は20分程度でした。その間、蝶々のオブジェがあちこちに飾られていて、淡海ライトレール同様、芸術色が強いものになっていました。実際、各駅のホームに芸術作品があるのですが、これを撮影しようと思うと、ホームが狭い(淡海ライトレール比)のがネックになるのが気になりました。
車両は、淡海ライトレールと同じ構造で、色が違うだけで、所要時間は、十四張駅を出発してから、終点の雙城駅まで約20分。
車窓から判断すると、沿線の住民を対象にしている感が強く、観光で訪れる日本人には観光スポットが少ない路線のように感じました。試乗期間は、終電が18時6分(雙城駅発)ですが、暗くなると寂しくなるようなところなので、初心者は可能な限り避けたい場所でもあるように思います。
陽光運動公園で撮影した河津桜
試乗を終え、花火の会場の陽光運動公園へ移動しました。15時から屋台やキッチンカーが並び、特設ステージでは児童向けのダンスなどが披露されていました。
陽光運動公園もはじめて来たところなので、夜の歌手によるライブが始まる前に公園を巡回してみました。「陽光橋」という夜間のライトアップで「橋にかかるアーチが映える」写真が撮れる自転車と歩行者用の橋がありました。
また、2011年に日本のロータリークラブと提携して植樹された河津桜も花を咲かせているのを見かけました。植樹されて日が浅いのと、気候による影響があるからなのかもしれませんが、背が低い桜で、日本同様のお花見ができないのが残念なところです。
それでも、時期を見計らって行けば、日本と同じ桜の花が見られるかもしれないので、今後注目したいところでもありました。
当日撮影した花火
お目当ての花火は20時23分(意味はお分かりですね)に花火が始まり、10分近く行われました。
私がいたのは特設ステージ近くですが、風向きがこちらだったらしく煙と火薬の臭いが時間が経つにつれ向かってくるので、本当に困りました。
花火を撮影しようと、多くのカメラマンが特定の場所で三脚を使って場所を確保していましたが、彼らは風向きまで計算していたようで、大きな影響を受けなかったのでは、と思います。
大トリで登場した婁峻碩(SHOU)
出演した歌手で、若い世代の多くの人のお目当てが婁峻碩でした。2年前の高校バスケH B Lの男子決勝のハーフタイムで歌を披露したことがあり、それで覚えていた歌手です。
この日も3曲ほど披露しましたが、途中でポスターを投げ込み、それに群がるファンがキャーキャー叫ぶ声が響き渡っていました。
この日は試乗期間中でしたが、ライトレールはこの来場者の輸送のため、22時過ぎても運行していました。また、午後は閉鎖されていた十四張駅の連絡橋も開いていて、利用することができました。
試乗期間終了後、改めて利用してみたいと思います。
【参考】
https://www.ntmetro.com.tw/basic/?node=10071
https://www.ntmetro.com.tw/basic/?node=10109
https://www.dorts.ntpc.gov.tw/news/indexInfo/3LXZQzv1mNgE
https://www.facebook.com/shoumethemoneyxx
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