山中の神秘な湖「ブラウゼー(Blausee)」とマス料理
2023.04.03 up
自然公園内を歩いていると、遠くにブラウゼーの湖が
ずっと行ってみたいと思いつつ、なかなかかなわなかった「ブラウゼー」という湖を初めて訪れました。
「ブラウゼー(Blausee)」とはドイツ語で『青い湖』の意味があります。スイス内には同名の観光名所が2つほどありますが、今回筆者が行ったのはベルン州のカンダーグルント(Kandergrund)という地域にある自然公園と湖。
エメラルドグリーンの湖でたくさんのマスがおいしそう(?)に泳いでいました
我が家からは車で1時間半ほどなので日帰り旅行ができる距離ではありますが、のんびりしたかったので自然公園内にあるホテルにも一泊することにしました。
自然公園に入る時には入場料がかかります(ホテル宿泊者は無料)。季節と時間によって、そして平日と週末でも微妙に値段が変わるようでした。平均しておよそ10スイスフラン(≒1450円)ほどだったでしょうか。
自然いっぱいの中にある、湖周りの遊歩道
自然公園の入り口から、林の中の広い遊歩道を5分ほど歩いていくと、エメラルドグリーン色の湖らしきものが見えてきました。湖は入浴剤を入れたようなきれいな色で、遠くからでも良く目立ちます。
この湖は1万5千年前からあるのだそう。その昔山からのがけ崩れによってできた湖なのだといいます。その後ブラウゼーと周辺の土地が個人によって1878年に購入され、そこから観光地として発展していきました。
湖の前にはホテル&レストラン、カフェ、スパがあり、その周辺にもバーベキューができたりピクニックができるエリアがあったり、大きなマスの養殖場があったり――と山間の鄙びた場所を上手にビジネス利用しているなあ、と感心しました。
翌朝のブランチにあった、塩釜焼きのようなマス料理
ブラウゼーにもたくさんマスが放たれていて、ジャンプをしている魚たちもたくさん!
結婚式の場所としても人気らしく、遊歩道や岩場あたりにはバラの花びらが多く落ちていました。
日が明るいうちに、ぐるっと湖を一周してみました。もっと大きな湖を想像していたのですが割と小さな湖で、20分ぐらいでぐるっと一周できるぐらい。運動不足の筆者にはちょうど良い距離(笑)。
夜のブラウゼー。闇の中のホテルの灯り。
それにしてもあまりに湖が美しすぎて、何時間見ていても飽きませんでした。
今はアジアやアメリカなど遠くからの観光客も戻ってきつつあり、筆者含めみんな写真撮影に忙しくしていました。
日が落ちてから、ホテル内のレストランで夕食をとりましたが、当然ながらマス料理が充実していました。スモークしたものが多かったですが、グリルしたマスやムースにしたものもあり、美味しかったです。
夕食後、腹ごなしに再びブラウゼーを一周することに。
ライトアップ用のライトが壊れている箇所もあって、真っ暗な場所を歩く時、湖に落ちないか心配で少し怖かったですが、自然の中静かにのんびりした夜を過ごすことができ(ちなみにホテルの部屋にテレビもありませんでした)、デジタル・デトックスできた週末でした。
●ブラウゼー自然公園、ホテル&スパ、レストラン(Blausee Naturpark, Hotel & Spa, Restaurant)
住所: CH-3717 Blausee, Switzerland
電話: +41 33 672 33 33
メール: info (at) blausee.ch
ホームページ:https://www.blausee.ch/en/welcome/#
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