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台北アリーナ前に展示された日産の「キックス」
３～４月にかけて学生スポーツの決勝戦が行われていて、台湾各学校の「年度末」が近づいてきているのを予感させる季節になりました。日本同様、最上級生は卒業を控え、最後の決戦に気合を入れて臨む姿、それを支える指導者の姿を過去何度も紹介してきました。
今回は、そんな台湾の学生スポーツを広告などで支えている日本企業について紹介します。
まずは、高校バスケＨＢＬから。
今年は、日産自動車がＨＢＬの協賛企業に加わりました。日産は、ただ加わるだけでなく…
決勝戦後の表彰式より
日本でも販売されている自動車「キックス」（１枚目の写真）を景品にしたキャンペーンを主催者の中華名國高級中等學校總會とともに開催しました。
そのキャンペーンは、女子決勝戦の入場チケットを持った観客を対象に、勝利チームを予想して半券を各ボックスに入れ、予想が当たった観客の中から抽選で１名の方に「キックス」が贈られるというものです。
【参考】
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/kicks.html
高校のＨＢＬ、大学のＵＢＡだけでなく、その上のリーグにも共通していることですが、女子よりも男子の方の注目度が高く、「女子の試合を少しでも盛り上げ、当日の観客だけでなく競技者人口も増やし、盛り上げていこう」という狙いで、主催者と日産が行いました。
狙いが当たったかのかどうかは定かではりませんが、決勝にご当地の台北市立第一女子高級中學が進出したこともあってか、観客席はほぼ満席になりました。
抽選は、決勝終了後に表彰式の場で行い、当選者を選出し、後日自動車の受け渡しも行われました。
【参考】
https://www.ctssf.org.tw/messages/message.html?id=gYFLaEvolX5gdEDFRIrJq
トヨタ自動車のブース
大学バスケＵＢＡでは、トヨタ自動車が協賛企業に加わり、台北アリーナ内にブースを設けました。
時間に余裕がなく、ブースでの活動が行われている時に訪問が叶わず、具体的な宣伝活動の内容は不明ですが、決勝開催前の記者会見でトヨタ自動車のロゴマークを見たときは、うれしくなりました。
高校バレーＨＶＬの会場より
３月下旬から４月にかけては、中学バレーのＪＨＶＬと高校バレーＨＶＬの決勝トーナメントが台北市内にある和平籃球館で開催されましたが、ここでも日本企業が存在感を見せています。
試合で使用する公式球は、広島に本社があるミカサ社製。
過去何度も見てきて、当たり前のように思っていたものですが、当たり前になるまでの努力と苦労を思うと、会社のみなさんに申し訳なく思います。
ミカサ社以上に存在感を見せているのが、ミズノ社です。ミズノ社は、台湾でも野球、ソフトボール、ジョギング用品などでも名前が知られていますが、バレーボールでは、出場選手のユニホーム、シューズ、ウェアなどの用品を提供しています。
表彰式の様子
中学、高校の決勝終了後の表彰式でも、ミズノ社はしっかり存在感を見せています。
個人賞、ベスト６（リベロを含む）などでは、自社商品の購入に使える商品券やシューズを副賞として贈り、優勝チームにはチャンピオンキャップも提供し、台湾支社の福知真總經理（支社長に相当。昨年就任したばかりだそうです）がキャプテンの選手に戴帽を行いました。
バレーボールは、バスケットボールと比べ注目度が下がりますが、出場する選手のアツさは過去に何度も紹介したとおりです。視点を変えるだけで、そのアツさを支える日本企業の存在に気づき、何だかうれしい気持ちになりました。
台湾の学生スポーツを支える日本企業、今後増えていくでしょうか。
【参考】
https://www.golfdigestweb.com.tw/article/4261
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