2年続けて開催の台湾美食展(1)
2023.09.29 up
記者会見時に置かれたスイカの彫刻
昨年、3年ぶりに開催された台湾美食展。残念ながら2019年開催時の規模に戻ることはありませんでしたが、ひとまず開催できたことが最大の収穫となりました。
今年も8月4~7日に開催されましたが、規模は昨年と同じでした。それでも来場者数は昨年開催時ののべ7万4155人からのべ9万9357人の34.01%の増加となり、4日間を通してにぎやかな雰囲気に包まれました。
今年も記者会見時からその様子を見てきましたので、今回から紹介してきます。
1枚目の彫刻は、景文科技大學餐飲管理系の学生たちによる作品です。こちらは記者会見限定の作品ですが、会場では、他の食材を使った彫刻を多数展示していました。開催期間中は学生たちが彫刻の様子を披露し、指導講師の高世達先生も来場して、場内を盛り上げました。
*高世達先生は、2017年の日本アジア料理名人大会の「芸術部門」で金賞を受賞しています。
【参考】
https://fooddep.just.edu.tw/p/412-1009-5758.php?Lang=zh-tw
客家仕様のピザ
会場内には「客家品味緒」という客家料理と味に関するブースが設けられていましたが、そこで見つけたおもしろいものが上の写真のオリジナルピザです。
客家料理に使う食材が、ピザの具として散りばめられているものですが、「ピザはこういうものだ」という固定観念がある人なら抵抗を感じるものだと思います。
実際に味見をしてみましたが、ピザとしてしっかりバランスが取れていて、おいしく食べられるものでした。その一方で、日本になじみのない味が、時々口の中に広がるので、それが嫌な場合は避けた方がよいものだとも感じた一品でした。
經濟部の「台湾好食館」のブースで販売されていたもの
經濟部の「台湾好食館」のブースには、台湾各地の名物料理のお店が屋台のような感じで軒を連ねて販売しているところです。開催期間中は多くの人たちが訪れますが、お店によっては長い列ができるところ、すぐに売り切れてしまうもあります。
回転焼きアイス
そのうちの一つ、回転焼を販売している「関北」というチェーン店では、回転焼のアイスクリーム版を販き売していました。40元(約184円)で販売されていて、味もバニラ、ストロベリーがありました。
中の具がアイスクリームに変わり、外の皮が回転焼きという感じのものですが、皮が台湾で見られる薄皮なので、食べている最中に中身が溶けはじめ、気がついたら手がべっとり、服に溶けた中身が…ということが起きてもおかしくないものなので、その辺りに注意が必要です。
気になる味ですが、前述の影響でアイスクリームと皮の一体感ある味はあまり感じられず、アイスクリームの味だけが印象に残った感じでした。アイスクリームの味はしっかりしているので、皮の部分を一工夫すればおもしろい一品になるような気もしました。
【参考】
https://guan-pei.com.tw/index.php
ホテルが提供するお弁当
台湾美食展は、ホテルの出展もあり、ホテルのP R だけでなく、さまざまな商品を提供していますが、台湾各地でホテルなどを展開する六福グループも鉄道、高速鐡道、M R T の南港駅にある台北六福萬怡酒店も出展していました。
台北六福萬怡酒店のブースでは、ホテルのレストランの味を再現した試食も人気が高く、いつも長い列ができるのですが、お昼時には、ランチ用のお弁当も販売していました。上の写真は、左側は牛肉とパプリカの炒め物弁当(150元、約688円)、右側が白身魚のあんかけフライ弁当(130元、約597円)です。
私は、右の白身魚のあんかけフライ弁当を試食しましたが、日本でも食べられる感じの弁当を再現したような感じで、懐かしさが感じられました。南港駅周辺のビジネスパーソンや、鉄道利用者を対象にした感じのお弁当のように見えました。
このようなお弁当がお昼時に気軽に食べられる人たちがうらやましく感じられました。
つづく
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