「頭でっかち」人形がどんな行事の時でも出現するバルセロナ。話を聞くと、１７６９年から存在していたというから、驚きです。彼が歩きながら、飴を子供たちに振りまき始めると、みんな彼の後を追うわけです。

　そうして、行きつくところは、大きなパフォーマンスが始まる会場だったりしますから、いわゆる目立つ誘導係のような存在であると私は思っています。

　２０２４年は、２月９日～１２日に開催されたサンタ・エウラリア祭。バルセロナの守護聖人である聖エウラリアに捧げられた祭典で、人間の塔、伝統ダンスのサルダーナ、火を放ちながら通りを練り歩く悪魔など、興味深い光景に興奮することができます。

　このような派手なお祭りは、スペイン特有だなあと思います。

　ファルコンは、日本の組体操のような感じです。でも、その構造は、非常に壮観！危険な人間の構成を試みて、さまざまな形をとります。

その構造をフィギュアと呼び、
・モリネット (風車)
・天秤
・ピラミッド
最終的に仕上がる形状を表す名前で示されていますね。

　カタルーニャ地方には、このファルコンの活動クラブが１９４２年に誕生し、現在では１１クラブ存在しているそうで、カタルーニャ文化の一つとなり重要に思われています。

　また、通行人全員がさまざまな通りで、また家のバルコニーから祭りの風景を眺めることができるように、大きな巨人たちは　通りを歩き回ります。

　そして何よりも、この祭りの４日間の期間は、市内の美術館や象徴的な建築物を無料で開放し、お祝いムードを高めていますので、これをチャンスにのぞいてみるのも悪くないです。

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