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5年ぶり台北開催のPerfumeライブ
2024.08.19 up
会場の台北流行音樂中心表演廳
Perfumeのアジアツアーが6月から7月にかけて開催され、台北公演は7月6日に行われました。会場は、2020年9月こけら落としの台北流行音樂中心表演廳という新しいコンサートホールで、最大5000人収容可能な施設です。
私はPerfumeのライブも、会場の台北流行音樂中心表演廳もはじめてで、すごく楽しみにしていました。実際に行ってみて、いろいろわかったこともあったので、今回はこちらの様子を紹介します。
入口に置かれていたボード
会場の台北流行音樂中心表演廳は、MRTの昆陽駅と南港駅の中間点にありますが、歩いて行くなら昆陽駅から行ったほうが移動時間が短くて済みます。日本から観光で来た不慣れな方で、様々な利便性を重視したい場合は、DON DON DONKIなど、日本でも知られているお店が多くある南港駅からの方が安心できるかもしれません。
私は、昆陽駅から歩いて行きましたが、だいたい10分くらいで移動できました。その間、日本から来たであろうファンの方やアジアツアーの記念Tシャツを着ている方々を多く見かけ、人気の高さに驚きました。
会場に到着後、入口には上の写真のボードが置かれていました。ボードを手に取り、記載内容を見ると、ファンが独自で作成し、主催者の合意の上で置かれていることが書いてありました。
会場内の様子(開始前)
19時半開演なので、18時半を目処に中へ入りましたが、1階アリーナ席が座席がないオールスタンディングだったこともあってか、すでにいっぱいになっていて、びっくりしました。
私は3階席の前の方のチケット(2500元、約1万1299円)を買いましたが、開演10分前くらいから埋まりはじめ、開演直前には全席埋まっていました。
公演終了後のグッズ売り場
開演中の撮影は、特に制限が設けられている様子はなく、あちこちでスマホを出して撮影している人を見かけました。旧ツイッターの「X」やYou Tubeなどでも、検索したらこの日の様子が出てきますが、過去に見たコンサートではなかったほどの寛容さで、驚きました。
ライブ中、面白かったのは、昨年11月に日本で上映された「すみっコぐらし ツギハギ工場の不思議なコ」の主題歌「すみっコディスコ」を披露している時でした。Perfumeのメンバーが客席を3つのグループに分け、(客席から見て)左側を「すみ」、右側を「こぐ」、真ん中を「らし」と名前をつけ、呼ばれたら歓声を上げるということをやって盛り上がっていましたが、その後に「すみっコディスコ」が披露されましたが、調べたら7月19日から昨年日本で上映された「すみっコぐらし~」が台湾で上映されるとわかり、「(台北のライブも、歌の披露も)映画のPRも兼ねていたんだなぁ」と実感しました。
【参考】
https://youtu.be/hBM5c-hEMsY?si=75y00Ih4j0RFElFu
花に添えられていたメッセージ
その後、「The Light」ではスマホのライトを点灯し、左右に振って雰囲気を作り、最後の「MY COLOR」が終わった際には、入口で手に取ったボードを掲げて、「Perfume愛」を見せましたが、いずれも2枚目の写真のボードの裏面に書かれていたサプライズ企画で、Perfumeの3人は大喜びでした。
途中のMCは、3人が英語を中心に、覚えた台湾語を少し交えながら進めていました。どうしても日本語が必要な場面では、客席から通訳してくれる人を探し、その人が一生懸命訳していましたが、あ~ちゃんがうっかり長話しても客席の反応はしっかり理解していて、盛り上がっている様子でした。あ~ちゃんは「私がしゃべった後は、みんなものすごい大きな声援だけど、通訳さんがしゃべった後の声援は優しいんだよね」という旨の話をしていましたが、アバンギャルディの公演でも同様の感じで、多少日本語が入っても、来場者の方が理解している様子で、今の台湾の社会での日本語の浸透度がうかがえました。
アンコールは、あ~ちゃんの「ハコ(会場)の(使用時間の)都合もあるからそろそろ終わらないとね」という旨の一言で、行われず終了でした。その後、グッズ売り場に行ったら、多くの人が並んでいて、売り切れになっていたのもありました。
Perfumeの台北公演は2019年3月2日の台灣大學體育館(1階)以来で、3人がMCで「5年ぶりに来られてうれしかった」と言っていた意味がよくわかりました。「来年また来たい」とも話していましたが、すでに来年4月まで結成25周年、メジャーデビュー20周年のライブの予定が入っています。この願い、実現するでしょうか。
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