スイスで「涼」を求める旅(前編)〜氷河の村サース・フェー再訪
2024.09.05 up
ホテルの部屋から見えた氷河
高湿気な不快さは少なくとも、暑いスイスの夏。30℃を超える日もしばしばあります。
そこで数日間、涼を求めて行ったのはスイス南部のヴァリス州(Wallis)にある、サース・フェー(Saas-Fee)という村。
実は今年の4月末にこの村を訪れていますが、吹雪で真冬のような天気に見舞われ、ほとんど何もできませんでした。スイスの山岳地帯は春の訪れがかなり遅い、ということをすっかり失念していました…。
その時滞在したホテルのスタッフの方が「夏は気温も20℃ぐらいで快適ですから、ぜひ夏にまたいらしてくださいね!」といっていたのを思い出し、今回再訪することに。
花いっぱいに飾られたレストラン
サース・フェーは冬のスキーリゾートのイメージが強かったのですが、夏のサース・フェーもスイスの典型的な山岳リゾートの村、といった感じです。
日本からの観光客に人気のツェルマットに比べると、かなりコンパクトで素朴な雰囲気。
サース・フェーは四方を4000メートル級の山々や氷河に囲まれた村で、スキーなどのスノースポーツも一年中できるため、スキーやスポーツ関連の店が多くありました。その他ハイキングやマウンテンバイクなど、様々なアクティビティーも楽しめるので、スポーツが好きな人に好まれる場所でもあります。
テニスコートや陸上競技用のトラックもありました
それにしてもサース・フェーといえば思い出すのは、サッカーのワールドカップで日本代表チームが2010年にこの村をベースとしていたことでしょうか。
ここにはテニスコートや陸上競技用のトラックなどもあり、いろいろな競技の練習ができる環境にあります。
酸素濃度が薄いため、さまざまな身体機能が鍛えられるからか、滞在中は多様な競技の練習をしている人たちの姿を見かけました。
サース・フェーエリアの地図
一方、われわれと言えば、色とりどりの花で飾られた店やレストランが並ぶ通りをのんびり散策しました。
サース・フェーは、ツェルマット同様ガソリン車の乗り入れが禁じられています。そのため排気ガスはなく、空気は爽やか。通りを歩いていると、電気自動車が横を静かに走っていきました。
ユニークな木彫りも
ただ一つ堪(こた)えたのは、太陽の強い光!
確かに気温は20℃ほどと快適で、建物や木の陰に入るとヒンヤリした空気を感じますが、日なたの通りを歩くと太陽光線がバシバシと皮膚に突き刺さってきます。
標高1800メートルの場所にある村なので、紫外線もその分強いです。
そのため日光が弱まる夕方頃まで、ホテルの部屋でゆっくりと過ごしていました。
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