台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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頼清徳総統

頼清徳総統

 昨年5月20日に頼清徳総統が就任して1年が経とうとしています。前任の蔡英文総統の時は、遭遇することが多く、そのたびに様子を紹介していましたが、安倍晋三元首相の銃撃事件後、警備が強化され、足が徐々に遠のいていった感があります。そして、頼総統就任後は遭遇することも少なくなり、なかなか紹介する機会がありませんでした。

 今回は、台北国際旅行展で見かけた頼総統の様子を紹介します。


記念撮影時の一コマ

記念撮影時の一コマ

 開会式に来賓として会場に現れた頼総統は、過去に見た蔡英文総統同様スピーチを行いました。そこで印象に残っているのが、「スポーツツーリズム」に触れた内容。この時は、野球の国際大会・プレミア12の台北ドームでのオープニングラウンド開催が控えていましたが、その後のスポーツによる台湾各地への観光需要の増加に期待を寄せる旨の発言がありました。この辺りは、総統就任前から野球、高校バスケのHBLなどを会場へ行って観戦していた方らしい発言でもありました。


海外の来賓ともあいさつと握手も欠かさず

海外の来賓ともあいさつと握手も欠かさず

 スピーチの後は、記念撮影に入りますが、過去にも経験していることもあってか慣れた様子で、海外の来賓へのあいさつも欠かしませんでした。


各ブースを視察(隣は総統府の潘孟安秘書長)

各ブースを視察(隣は総統府の潘孟安秘書長)

 開会式後は、各ブースを巡り、記念撮影の嵐になります。以前、勝手に「総統
たらい回しツアー」と呼んでいましたが、こちらも健在でした。

 撮影できるところは限られていて、主催者と総統府の担当者による誘導の下で行われますが、それ以外のところでどんなことをしているのか、気になるところです。


最後の方はお疲れ気味(隣は台湾観光協会の葉菊蘭栄誉会長)

最後の方はお疲れ気味(隣は台湾観光協会の葉菊蘭栄誉会長)

 終盤に差しかかると、指示に合わせて動かないといけない私自身も疲れますが、それは頼清徳総統も同じようで、少々お疲れ気味でした。これもお勤めの一つだと考えると仕方がないところでしょうか。

 立法院では、党主席を務める民進党が過半数を占めておらず、国民党と民衆党からさまざまな圧力にさらされているようですが、それに合わせて笑顔が徐々に変わり、最後になくなってしまうことがないよう、祈るばかりです。


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