台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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旅行代理店のブースに掲げられたツアー価格

旅行代理店のブースに掲げられたツアー価格

 たびたび触れていますが、昨年の台湾から日本を訪れた人がおよそ604万人で過去最高を記録した、と聞きました。出入国規制をする前の2019年の時点で、491万1681人と台湾における日本旅行の人気の高さがうかがえますが、日本旅行に直接関わってくる現場はどのような感じなのか。今回はそちらを紹介します。


昇龍道と呼ばれるエリアのブースより

昇龍道と呼ばれるエリアのブースより

 2010年代から、名古屋から岐阜を通過し、富山、金沢に抜けるルートをバスで移動して巡る旅をPRするところを見かけます。このルートが龍に似ていることから、「昇龍道」と呼ばれています。

 都市部で買い物に適している名古屋をはじめ、岐阜の白川郷、富山の黒部立山、金沢の兼六園と台湾人にも知られている観光スポットがひしめくルートですが、富山と金沢は北陸新幹線開通後に人の流れが変わっていると見られるだけに、そのあたりは気になるところですが、今年11月の台北国際旅行展で改めて見たいと思います。


岐阜に行きたい!

岐阜に行きたい!

 日本観光で人気が高く、人の多く集まるところは、東京、大阪、京都だそうですが、周りから自分の母語が聞こえてくるのが気になる人も少なくないようです。それを嫌う人たちは、「人と違うところへ行きたい」と考え、貪欲に調べて自分が楽しめる場所を求めるようです。

 上の写真の「岐阜に行きたい!」は白川郷を指していると思われますが、白川郷もずいぶん前から外国人観光客が多く訪れるところとなっているそうです。すでに「人と違うところ」ではなくなっているようですね。


加賀屋より

加賀屋より

 昨年1月1日の能登半島地震で、大きな被害を受けた加賀屋。営業停止はこの当時だけでなく、1年以上経った現在も続いているようで、驚いています。

 加賀屋は、温泉地の新北投にも温泉旅館を出していることもあってか、関心を持つ人も少なくありません。この時は、旅館が営業できない状態なので、全国に8店舗(うち七尾店は地震の影響で休業中)ある「日本料理 加賀屋」のPRを行っていました。

【参考】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2024111153044
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20101231173923


日本へ行きたい!

日本へ行きたい!

 子供が書いたと思われるメッセージで、「我想去日本(日本へ行きたい)」というのがありました。好印象を持っているのはうれしい限りです。

 その下には、「我想去美國(アメリカへ行きたい)」もありますが、大きな変化の兆候が出始めている今はどうなのでしょうか。

 改めて見て、日本旅行の人気の高さがうかがえますが、留学、労働といった長期滞在や生活につながっていけば良いと感じました。


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