フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

前の月へ

2025.3

次の月へ
S M T W T F S
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31      

環境移行機関による衣類の洗濯奨励回数表

環境移行機関による衣類の洗濯奨励回数表

 近年の物価高騰により、フランスでは節約志向に拍車がかかっているのを感じます。

 今年に入って環境移行機関(ADEME)が、衣類の洗濯回数を減らすことを推奨しているニュースをBFMTVで観ました。

 洗濯洗剤を使いすぎると、衣服、肌、そして財布に悪影響を及ぼすので、洗濯の間隔を空けるべきで、Tシャツは洗濯するまでに5回、ブラジャーは7回、ウールのセーターは最大15回、ジーンズは最大30回着用できると言っています。

 『スポーツウェアでさえ、3回使用できる』という意見は、公共交通機関で臭う人が増えるという危惧から賛否両論がありましたが、フランス人の友人らは、この考えは悪くないと評価しています。

 確かに、私たちは、単に袖を通したからと、あまり汚れていないが、服を洗濯する傾向があります。

 これらのADEMEの推奨事項に従うことで、年間2500リットルの水の節約になるだけでなく、洗濯するたびに衣服から繊維の破片、いわゆるマイクロプラスチックが落ちるため、水質汚染を抑えることにも役立つそうです。

 また、フランス政府は最近、各家庭のエネルギー消費量を減らす政策として、住宅のアップグレード工事を奨励しています。


高騰していた電気料金が、2025年2月より平均15%引き下げられた。

高騰していた電気料金が、2025年2月より平均15%引き下げられた。

 パリの冬は寒く、室内が10度近くても暖房をつけず、厚着して生活する人、また、食器洗剤を使用せず食器を洗う人もいます。

 日本の習慣に慣れている私にとって、洗濯回数の問題も併せて、それらに抵抗がありました。

 しかしそれは お金の問題ではなく、『環境問題のためにできることは何か?』『一人一人が取り組むべき時代に私達はいるのだ!』と、若者ですら認識して生活していると判り、驚きました。

私たちは、彼らの地球的視野を見習うべきなのかもしれない。





レポーター「別紙 敦子」の最近の記事

「フランス」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives