メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

前の月へ

2025.3

次の月へ
S M T W T F S
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31      

騒音被害への対策

2025.03.19 up

 2006年ごろ、まだ私が遊びでメキシコを訪れていた時にとても驚いたこと。ある週末の真夜中、宿泊していた友人の家のお向かいさんが突然道路に出したスピーカーで爆音をかけ始め、家族で踊り、ロケット花火を打ち上げ始めました。ものすごい騒音で、通りに面した部屋で寝ていた私は彼らが片付けるまで全く眠れませんでした。

 また、メキシコのそれなりにちゃんとした住宅地に住み始めてからも、ある夜突然マリアッチの大音響が響き渡り、寝ていた私は「夢か幻か」確かめるためにドアを開けました。すると、10人ほどのマリアッチが数軒先の家の中に次々と入っていくではありませんか。もちろん現実なのですが、私にとっては異様な光景がそれこそ幻のようにも思えました。


 これまでメキシコではお祝い事の花火や音楽は「お互い様だから」となんとなく黙認されていたようです。しかしここ数年は、住環境の変化、都市部への人口流入による生活習慣の違いなどから発生する一般市民同士のトラブルも増えてきているようです。

 グアダラハラと周辺都市部でも、近年、花火や改造オートバイの騒音、常識から外れたパーティなどでの騒音に目を向け始めました。

 町内会で取り決めをして「翌日学校がある日は夜11時を過ぎたら静かにする」などの取り組みをしています。

 それでも中には無視をする人もいたりするので、市町村ごとに条例を設け、違反者には罰金(パーティなどでの騒音は最大4万円ほど)を課すなどしています。


バイクなどの騒音にも罰金が発生します

バイクなどの騒音にも罰金が発生します

 「近所から苦情が来ないように、パーティなどにはご近所さんも呼んでしまおう」というやり方も平和で楽しいのですが、いずれにせよ節度は大切ですね。




レポーター「龍崎 節子」の最近の記事

「メキシコ」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives