フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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近所の学校前の歩道にあるポップスコッチ。2025年2月撮影

近所の学校前の歩道にあるポップスコッチ。2025年2月撮影

 最近、パリの自宅近所の小学校の校門前の車道が消えて、広い広場になりました。

 そして地面に現れた「ケン・ケン・パ」などの子供たちが遊べるポップスコッチ。今まで、私を含めて狭い歩道を歩いていた通学生や近隣住民にとっては、いっきに気持ちの良い空間に替わりました!


フランスの学校には、必ずと言っていいほど国旗が掲げられている

フランスの学校には、必ずと言っていいほど国旗が掲げられている

 フランスでは、保育園や小学校の出口は、交通よりも生徒を優先することが明らかで、「安全で快適な学校環境の実現」を目指しています。

 都市に子供がいることは、生活の質の好循環を生む兆候であり、校門前は親、子供が集まる『街の重要な場所』と考えられています。特に10歳以下の子供には、保護者が学校への送り迎えするのが義務づけられていて、親同士の交流が生まれ、彼らの社会への統合が促進される場となっています。


学校横のスペースで戯れる子供たち

学校横のスペースで戯れる子供たち

 気になり始めて確認してみますと、フランスでは学校周辺の環境改善に向けた取り組みを真剣に実施されているのを感じました。


校門前に子供たちに人気のキックボードが並んでいる

校門前に子供たちに人気のキックボードが並んでいる

第一段階:学校の登下校時間中だけ交通規制し、一時的な歩行者専用化が始められている。
第二段階:歩道を広げて道路を一方通行にする。
第三段階:学校の出入り時間帯に道路を閉鎖する柵を設置。

最終的には、、、学校周辺の道路を封鎖するシステムです。


道路を占領してしまったポップスコッチ 

道路を占領してしまったポップスコッチ 

 当然、車を利用する人にとっては、不便さが増しますので、賛成派ばかりではありません。

 しかし、課税対策もそうですが、段階的に攻めてくる市政のテクニックに 住民は習慣化されてしまうのかな。っと思ってしまいました。(・・ ?


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