フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

前の月へ

2025.4

次の月へ
S M T W T F S
  1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30    

真っ赤な薔薇と黄色と赤のカタルーニャ州旗が、街に溢れている日

真っ赤な薔薇と黄色と赤のカタルーニャ州旗が、街に溢れている日

 毎年4月23日、バルセロナ市にあるカサ・バトリョは、バラの花で美しく飾られます。

 その建物全体にドラゴン、王女、騎士を彷彿させる要素が散りばめられていて、建築家ガウディは、サンジョルディの伝説にインスピレーションを受けたらしいと言われています。毎年サンジョルディの日には 建物正面がバラで飾られ、この祭りをよりロマンチックな雰囲気にする一翼を担っています。


建築家アントニ・ガウディの傑作カサ・バトリョ。4月23日撮影

建築家アントニ・ガウディの傑作カサ・バトリョ。4月23日撮影

 サン・ジョルディは、カタルーニャ地方の守護聖人。民を苦しめるドラゴンを騎士ジョルディが打ちのめし、ドラゴンに刺さった剣から美しい赤いバラが咲き、ドラゴンに囚われていた王女に 彼がバラを贈ったという言い伝えです。


音楽家らも、街のあちこちに現れ、美しい音色が街に流れています

音楽家らも、街のあちこちに現れ、美しい音色が街に流れています

 この日は、バルセロナ市庁舎、カタルーニャ政府庁舎など、市内の特定の建築物を無料開放していて見学することができる良い機会で、お祭り気分を盛り上げています。


グエル邸にも、多くのビジターが朝から夕方まで列をなしていた。

グエル邸にも、多くのビジターが朝から夕方まで列をなしていた。

 本とバラの花を販売する屋台が市内のあちこちに立ち並び、老若の恋人たちが手を握って微笑ましく歩いているし、大切な人にバラの花を買う人、本を選ぶ人らで、街路はあふれかえります。


ランブラス通りの様子。4月23日撮影

ランブラス通りの様子。4月23日撮影

 男の人は本を、女の人はバラを受け取るロマンティックな習慣です。

 この日バルセロナで過ごしたら、きっと、彼らのこの日にかける『パッション』に驚くに違いありません。バレンタインデーと似ていますが、彼らのオープンなアピールに『情熱の国』スペインを感じるでしょう。


レポーター「別紙 敦子」の最近の記事

「フランス」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives