フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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花公園内の沼

花公園内の沼

 夏時間にかわった初春、公園やセーヌ川沿いを散歩したり、パリ東西にある森でピクニックを楽しみ始める人が増えてきます。

 今回、そこの一つ「ヴァンセンヌの森」をご紹介いたします。

 広さは約10平方キロ(東京ドームの25個分)。パリ市内にいることを忘れさせてくれる静かな自然が迎えてくれます。


数少ない中世の王家の建物で、当時の中世で最も高い要塞建築の天守塔

数少ない中世の王家の建物で、当時の中世で最も高い要塞建築の天守塔

 まず地下鉄を降りてすぐ目の前に、11世紀から王室の住居であった居城が、森の入り口に位置していて圧倒されます。さすがフランス、という印象を受けました。

 皆さんがパリを訪問したら、必ず行くのはルーブル美術館ではないでしょうか?

 実は、このヴァンセンヌの城は、ルーブルと並ぶフランス歴史上重要な城で、今も元の良い状態で保存されている、フランスに残る唯一の中世君主の住居。観光客が見過ごしがちだが、遠出せずに観れる居城なのです。ルイ13世もそこで青年時代を過ごし、ルイ14世もヴェルサイユ宮殿に定住する前に頻繁に滞在したそうです。


新約聖書「ヨハネの黙示録」を描いたステンドグラスが輝くサン・シャペル礼拝堂

新約聖書「ヨハネの黙示録」を描いたステンドグラスが輝くサン・シャペル礼拝堂

 このような城の他に、森の敷地内に美しい湖、花公園、動物園などがあり、魅力がいっぱいです。それでも、ここは市民にとって日常生活においてのジョギングや散歩、ピクニックを気軽に楽しむ場所であり、特に観光地化しているわけでもないのがとても魅力なのです。


子供の遊具は、なるべく丸太で作られていて自然の中に溶け込んでいた

子供の遊具は、なるべく丸太で作られていて自然の中に溶け込んでいた

 競馬場があり、時にはコンサート会場に代わって、アーティストの活動場所にもなっていますので、イベント情報を確認して楽しむこともできます。


敷地内にあるカフェ

敷地内にあるカフェ

 森を歩く時間がなくても、自然の中のカフェでリフレッシュしたり、歴代のフランス王が暮らした城の天守塔の展望台から森やパリを一望するだけでもいい時間を過ごせるので、機会があれば足を運んでほしい森です!


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