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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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ボールのトスアップセレモニー

ボールのトスアップセレモニー

 昨年から大学バスケのUBAの決勝トーナメントの最終日、女子の3位決定戦が始まる前に、車椅子バスケのエキシビジョンが行われています。車椅子バスケはパラリンピックなどで見る機会がある程度で、生で見るのは今回が初めてでした。

 今回は、どのような形でエキシビジョンが行われたか、紹介します。

 まずはゲーム開始前。

 両チームの選手と審判が入場し、来賓たちと記念撮影を行い、ボールのトスアップセレモニーも行われました。


ゴール下での攻防

ゴール下での攻防

 ゲーム中は、後で開催される大学生のバスケットボールに負けないくらいの迫力があり、特にボールをめぐる車椅子のぶつかり合いは、間近で見ていると音も聞こえるくらいです。


転倒もあり…

転倒もあり…

 実際、転倒することもあり、ハラハラドキドキしながら見ていましたが、選手たちは当たり前のように起き上がり、プレーに戻っていきました。


シュートの技術も安定感あり

シュートの技術も安定感あり

 シュートの技術も、ドリブルやパスの技術も上半身を主に使う感じでした。しっかり練習をしてからでなければ危ないように感じました。同時に、車椅子の操作にもバスケットボールのプレーも慣れている選手たちは本当にすごかったです。

 ゲーム中は、ルールに不慣れな観客のために、DJがその都度説明を加え、特に審判の笛で試合が止まった時は、丁寧にルール説明を行い、混乱がないようにしました。


試合終了後は、女子の3位決定戦を控える選手たちと記念撮影

試合終了後は、女子の3位決定戦を控える選手たちと記念撮影

 ゲーム終了後は、3位決定戦を控える女子の世新大學と國立台湾師範大學の選手たちとの記念撮影になりました。

 このエキシビジョンは、単に車椅子バスケへの理解の促進だけでなく、大会の主催者が「インクルーシブ社会」という障害などの有無に関わらず、すべての人が共生する社会を目指すメッセージを社会へ出しているようにも見えました。

 この試みが長く続くことを祈ります。


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