
訪問した手信坊の中
7月16日に、私が所属する「網路自媒體從業人員職業工會(SMPU、詳細は参考欄の記事をご参照ください)」の研修旅行がありました。私は、2022年8月に参加して以来でしたが、大変有意義なものになりました。
今年の研修旅行の会場は、台北市内からおよそ1時間で到着する桃園市龍潭區の手信雲隠城。江戸時代や忍者をコンセプトにし、お菓子工場を観光化させた施設です。毎年11月に開催される台北国際旅行展に出展しているので、名前は知っていたのですが、今回の研修旅行ではじめての訪問となりました。
【参考】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2023103013947

研修の様子
当日は、午前7時半~同8時に台北市内に集合ですが、組合員によっては現地で合流する人もいます。バスに乗車する前に朝食を渡されるのですが、用意した数量の関係で余ってしまったため、私のところにもう一人分回ってきました。
午前8時にバスが出発し、1時間経過したところで目的地の手信坊に到着しました。ただ、狭い路地を入ったところに施設があるので、大型の観光バスが入っていくにはなかなか厳しいところでした。建物の向かいの駐車場にバスを停め、建物の中に入り、研修会場へ向かいます。
研修の様子は2枚目の写真ですが、ここでは労働法に精通した弁護士が講師として招かれ、基礎的な労働法の知識に関する講義を受けました。以前参加した時は、台北市地方裁判所で労働紛争の調停官をされている方が講師として招かれ、実際にある例をもとに労使契約に関する講義を受けました。
前回との大きな違いは、最後に踏み込んだ質問が多く出てきたことです。前回は、「労働法」だけでなく、法律の知識に乏しい参加者が多かった感じでしたが、今年はある程度知識もあり、経験を積んだ人が多く、それが質問の内容に現れた感じでした。

筆者がデコレーションした和菓子
労働法の講演の次は、手信雲隠城が売りにしている「忍者手習所」と呼ばれるDIY和菓子づくり。
カスタードクリームといちごクリームのまんじゅうの表面に、チョコレートやクリームなどを使ってウサギやクマの顔を作るという、子供と一緒に楽しめるものです。
講師の先生が、手際よく作り方を説明し指導してくれるので、誰でも楽しめます。同行した人の中には、いちごクリームのまんじゅうを使って、カービィを作っている人もいました。上の写真は、絵心のない私が作成したものですが、私の芸術センスはいかがでしょうか。

奥の工場では実際に作業中
忍者手習所を経て、場内の見学になりましたが、建物の奥にはお菓子を製造する工場の機械が設けられていて、そこで働く作業員の姿が見られました。その一方で、気軽に日本文化が体験できるよう、鎧兜(よろいかぶと)が展示されていたり、自由に叩ける和太鼓が置かれていたりと、飽きさせない工夫がなされていました。
見学が終わり、用意された昼食を取った後は、午後3時まで自由行動になりますが、組合でも謎解きゲームを同時進行していて、全部回答できたら景品がもらえるという企画をやっていました。

中庭にある池
私はどうがんばっても途中までしか解けなかったので、自由時間の多くを施設の散歩にあてました。散歩をしていると、色々あることがわかりました。池のコイにも指定のエサを買えば、エサやりができました。
午後3時に「雲隠茶房」で集合し、バスに乗り、台北市内に戻りました。
こうして、日帰りの研修旅行は終わりましたが、平日(水曜日)だったことが影響したのか、参加者が若干少なかったような気がしました。それでも、無料で法律が学べ、遊べるので、私にとっては、ちょっとした息抜きになりました。
また、組合の活動がありましたら、こちらで紹介しますので、引き続きよろしくお願いします。
【参考】
手信雲隠城 https://www.sswyc.com.tw/zh-TW
午前9時から午後5時(土日は午後6時)まで
入場料200元(約981円)
*ホームページにはMRT永寧駅からバスで行く方法が出ていますが、初心者にはわかりにくいと思われるので、行く場合はタクシーを使ったほうがいいかもしれません。
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