ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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ブラジル国内や南米各地への長距離バスターミナルの有料トイレの入口(女性用)

ブラジル国内や南米各地への長距離バスターミナルの有料トイレの入口(女性用)

 サンパウロ市やサンパウロ市近郊の比較的大きな町のバスターミナルのトイレは、ほとんどが有料です。安くて50センターボ(25円)、高い場合は1.25レアル(約65円)くらい必要なこともあります。トイレに入る前に、入口のカウンターで係りの人に料金を支払います。
 


長距離バスターミナルの待ち合い広場にあるトイレの表示看板

長距離バスターミナルの待ち合い広場にあるトイレの表示看板

 サンパウロ市の地下鉄チエテ駅にある長距離バスターミナルの広い待ち合い広場にも有料トイレがあり、1.25レアル(約65円)です。ただし、60歳以上の場合、入口の料金係の人に年齢を申告すれば無料で利用することもできます(65歳以上と言われることもある)。外国籍の人が旅行中のような場合でも、同じように無料になります。どこにも「60歳以上無料」とは書かれていませんが、慣習法のようになっています。地方のバスターミナルでも同様です。


1.25レアルと表示されたトイレの使用料

1.25レアルと表示されたトイレの使用料

 チエテ駅の長距離バスターミナルには、有料トイレから徒歩30秒ほど離れた場所に、実は無料のトイレもあります。快適さは全く同じです。フロアの端っこの方にあって目立たない場所にあるのですが、知る人ぞ知るトイレです。同じトイレならやはり無料を使いたくなってしまいます。
 どうしてこんな近い場所に一方は有料、もう一方は無料のトイレがあるのかは謎ですが、所得格差が大きいブラジルのことを考えると、人によってはトイレに1.25レアルもかかるというのは家計へ大きなダメージとなるという配慮からきているのかもしれません。毎日通勤でターミナルを経由する人には、しょっちゅう有料トイレを利用しなければならないというのは、腹立たしいにも違いありません。


いつも掃除係の人がトイレを清潔に保ってくれている

いつも掃除係の人がトイレを清潔に保ってくれている

 バスターミナルのトイレは有料無料を問わず、多くの人が利用する割には、いつも室内は清潔に保たれています。


使用済みのトイレットペーパーはゴミ箱に捨てるのがブラジルの習慣

使用済みのトイレットペーパーはゴミ箱に捨てるのがブラジルの習慣


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