フォンデュにまつわる「あれ・これ」
2010.01.11 up
スイスで冬に人が集まれば、もちろん「チーズフォンデュ」!
お店によっては茹でたジャガイモが出てくることもありますが、日本の野菜や魚介の並ぶフォンデュと違って、その具は小さく切ったパンのみです。
日本のフォンデュの話をスイス人にすると、老舗のすし屋に野菜握りや牛肉巻きがないように、色々な食材のフォンデュなんてフォンデュじゃない!と口を揃えて攻撃されます。フォンデュの醍醐味はやはりチーズ本来の味であり、その配合は各家庭や好みによって微妙に異なります。
調合済みの真空パックは長く持つし、突然の来客にも便利。必ず常備しています
フォンデュのお供は通常白ワインか紅茶です。さらに、パンをキルシュ(さくらんぼから作った酒)に浸してからチーズに絡めて食べるのが本格派。
お腹の中で濃厚なチーズが固まってしまうので、コーラやビールはタブーとされています。その証拠に、カクロン(フォンデュ用鍋)にへばりついた食べ残りのチーズは、ゴシゴシ洗わずに一晩冷たい水に浸しておけば塊となって綺麗に剥がれ落ちます。
お鍋をかき回していたら・・・あら~、鍋の中でパンを喪失・・・貴方が男性なら一緒に食べている人全員にワインを奢る、女性なら同席の男性全員にキスをしなくてはなりません。
そろそろチーズも残り少なくなって「おこげ」が出来たら男性陣の腕の見せ所です。鍋底にへばり付いたカリカリで香ばしいおこげを豪快にとってあげましょう。ちょっと株があがります。
プラスチックカップのデザインも可愛いのでお土産に最適です
最近は、電子レンジでチンするだけのカップ入り1人前フォンデュも出回っており、こちらはお土産に最適です。でも、フォンデュはやっぱりワイワイやるのが最高です。
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4 - Comments
Mioより:
2010 年 01 月 13 日 00:51:37
スイス国境まで車で30分ちょっとのミラノに住んでいますが、フォンデューにまつわるこのような楽しい話を全く知らず、非常に興味深く読ませて頂きました。「おこげ」の話には驚きです。イタリアでは、鳥の丸焼きや骨付きステーキをきれいにカットしたら、男性の株がちょっと上がったりするような気がしますが、お国変われば、でしょうか。年に何度かルガノの近くにフォンデュー・シノワーズを食べに、わざわざ車で出かけるのですが、次回行く時に、この調合済みのフォンデューとカップフォンデューを買おうと思っています!
なぎさより:
2010 年 01 月 14 日 03:41:44
Mioさま、コメントありがとうございます。
私もミラノには、ショッピングと美味しいイタリアンを求めて遊びに行かせてもらっています。ベルン・ミラノ間は特急で約3時間。でも全然違う世界ですよね?。
小さな街ですが、ぜひベルンのも遊びにいらしてください!
男一代より:
2010 年 01 月 16 日 16:42:37
フォンデュな掟!いいですね?
女性からのキス・・不埒な考え起こしそう?
sabaより:
2010 年 01 月 16 日 16:45:07
>男一代さん
>女性からのキス・・不埒な考え起こしそう?
意外とそれを目的にパンをわざと落としたりして。
これは合コンで使える手だ・・・
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