ねぶたとなまはげが一度に?バーゼルのファスナハト
2010.03.09 up
今年は2月22日〜24日に開催されたバーゼルのファスナハト
この時期(2月~3月)、スイスに限らずヨーロッパでは、あちこちで冬の終わり=春の到来を祝うカーニバルが開催されます。スイスで一番有名なファスナハト(カーニバル)と言えば、(残念ながらベルンではなく)バーゼルです!
朝4時、街中の全ての明かりが消され、モーニングシュトライヒがスタート
月曜日の朝4時、まだ真っ暗な中を小太鼓とピッコロで編成された音楽隊や時事問題を描いた巨大灯籠がモルゲンシュトライヒ(早朝パレード)をスタートします。
そして三日三晩、様々な仮面と衣装を纏ったグループが独特な音楽隊とともに市内を練り歩きます。もちろん、この三日間は参加者も観客も飲んで飲んで飲みまくり!
参加グループは、年1回のこの日のために、バンドの練習や衣装作りに余念がない
このバーゼルのファスナハトを見に、日本の友達、有子さんが来瑞。今回で2回目の彼女にその魅力を聞きました。
バーゼルっ子なら、一度はこのドラムに憧れるもの
「音楽に合わせてひたすら歩く、という人間の原始的な喜びみたいなものを満たしてくれるお祭りだと思います。だから、何百年も基本は変わらないんでしょうね。
被り物っていうのも視覚的に面白い。日本にも被り物のお祭りはあるけれど、参加者全員が被るっていうのはないと思う。
マスクといえば、ヴェネツィアも有名だけど、あの(バーゼルの)被り物は迫力があっていい!
写真は全て有子さんによるもの。写真家を目指しているだけあって、とっても上手!ありがとう!!
(各グループが)時事問題をテーマにしているっていうのも面白いけど、言葉がわからないのが残念です。
三日三晩、あれだけ人が集まるのに特に犯罪もなく、老若男女、全ての人が安心して楽しめるっていうのは、やっぱりスイスのすごさです。素晴らしいお祭り。また来年も来たい!」
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