クリスマスプレゼントを1月6日まで待つ子供たち
2009.12.17 up
スペインの子供たちは、日本の子供たちのように12月25日の朝にクリスマスプレゼントを手に入れることができません。1月6日の朝に初めて「東方三賢王」が置いて行ったプレゼントがもらえます。
この「東方三賢王」と呼ばれる3人の王様たちは、ラクダに乗って東からやってくることになっています。東方といっても日本から見るとずっと西、今の中近東あたりからやってくるので、乗り物もトナカイではなくてラクダです。
1月5日の夜、寝る前に子供たちは枕元にラクダ達のために水を、王様達のためにはワインを用意して寝ます。
この水とワインが朝見るとなくなっているのが、確かに三賢王たちが来たという証となります。
1月5日にはスペインのどの町でもクリスマスパレードがあります。
ただ、冬なのにとってもトロピカルです。
中東からくる王様たちがメインのパレードなので、ラクダに加えヤシの木や象なども登場し、アラビア風衣装に見を包んだ踊り子もいます。
1月6日にみんなプレゼントを手に入れるため、クリスマスのプレゼント商戦はやっとここで終わります。
1月7日、8日になって、初めてスペインではバーゲン(rebaja)が始まります。
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4 - Comments
sabaより:
2009 年 12 月 18 日 19:46:22
日本のデパートが聞いたら喜びそうなイベントですね。
年に何回もクリスマスー、みたいな。
山本グィスラソン由佳より:
2009 年 12 月 19 日 05:34:35
スウェーデンでは12月24日の午後6時過ぎにプレゼントを空けます。慣習の違いも面白いですね。
sabaより:
2009 年 12 月 20 日 09:32:55
ええ、24日にもう開けちゃううんですか?
24日の夜にサンタさんが配るので、25日にプレゼント発見!が普通と思っていました。
いろいろありますね。
モリネロジュンコより:
2009 年 12 月 24 日 09:09:09
コメントいただいていたのに返事が遅くなりました。
日本のクリスマスは、とってもアメリカの影響を受けていると思います。
なんとなく全世界的に同じようにしているような気になっていますが
それぞれのクリスマスのやり方があるんだなあとおもいます。
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