イタリア

イタリア:ローマ

菅谷 桂子(すがや けいこ)

職業…主婦
居住都市…ローマ(イタリア)

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高さ72m、全長312m町の入口のアリッチャ陸橋

高さ72m、全長312m町の入口のアリッチャ陸橋

ローマから南東25kmに位置するカステッリ・ロマーニと呼ばれる丘陵地域があります。小さな町が点在し、2つの湖もあります。
ローマ市内より少し高台に位置し、とても風光明媚で、丘の斜面にはオリーブやブドウ畑が広がり、ここで作られる白ワインは有名です。
ローマの人々は、春はピクニックに、暑い夏は避暑に、新酒が出る秋にも好んでこの土地を訪れます。


森の中での食事風景

森の中での食事風景

この小さな町の一つAriccia(アリッチャ)では、名物Porchetta(ポルケッタ)子豚の丸焼きを、Fraschette(フラスケッテ)と呼ばれる居酒屋で自家製のワインと共に食べる楽しい習慣があります。店は屋内や屋外にテーブルと椅子と地酒を提供し、客は料理を持ち寄ったり、町中の屋台で切り量り売りのポルケッタを持ち込んで食事をします。もともと酒蔵であったところにテーブルと椅子を置きワインを提供することから始まっているので、庶民的な素朴な感じが人気の的であります。ローマの夏の暑い夜を逃れて、星空の下、賑わうフラスケッテでの食事は抜群です。


あずま屋でスライスし量り売りされるポルケッタ

あずま屋でスライスし量り売りされるポルケッタ

ポルケッタは、100kg以下の1歳の子豚の内臓を全て取り除き、中に塩・こしょう・にんにく・ローズマリーなどのハーブと、レバーと脾臓を切り刻んだものを詰め、オーブンで一頭串刺しで丸焼きにします。皮はパリパリ、肉はあまり脂っこくなくスパイシーです。スライスしおかずにしたり、パンに挟んで食べても美味しいです。


豚インフルエンザの話題はなくなりつつありますが、豚肉の消費は減り価格が下がる中、今回は昼間で家族連れも楽しめる、森の中のChiosco(キオスコ)と呼ばれる、あずま屋(食事処)に行きました。ここは、ローマ名物ベーコントマトソースのスパゲッティ1品のみ調理し、その他ポルケッタ、チーズ、オリーブ、生ハムを量り売りで提供し、自家製のワインが飲めます。初夏の木漏れ日の中で、これらの料理をお腹一杯食べ楽しみました。一人当たり18ユーロ(約2,300円)。



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