マスク姿見かけないロンドン
2009.05.28 up
先週末にロンドンに到着しました。
空港では、マスクをしている観光客(主にアジア系と日本人)を見かけましたが、こちらの人たちは全くといっていいほど装着していません。
もともとマスクをつける習慣がないようですので、今回のように新型の病気でもやはりつけないのですね。
パリ、ロンドンを旅行し既に帰国している日本の知人は、ロンドンのナショナルギャラリーでマスクを掛けていたら
「写真を撮らせてくれ」と外国人に撮られたと話してくれました。
日本を出発する前、スーパーやデパートの食品売り場では販売員はもちろんのこと、レジの人までマスクをしていました。
こちらでは、対面販売で生肉や鮮魚、チーズやハムなどのお惣菜を量り売りする人たちも全くしていません。
マスクだけでなく、ニュースでもほとんど取り上げられなくなってきているように感じます。
今朝のニュース番組(BBC1)でも一度も出ず、番組内の新聞の一面を取り上げるコーナーでもとりあげらられませんでした。
こちらのボーディングスクールにお子さんを入れている知人に聞いた話です。
先週始めにお子さんが39度以上の熱を出したので、学校の保健室にいるドクターに診てもらい、迎えに行ったときの会話です。
知人「先生、新型インフルエンザではないですよね?」
先生「最近、メキシコに旅行しましたか?」
知人「いいえ、行っていません。」
先生「じゃあ、違います。」
と検査もせず、断言したそうです。
知人曰く、日本のように熱がある場合すべて検査していれば、ほかの国でも感染者の人数が変わってくるのではないか。検査や治療のために医者に行くことすら出来ない人々がいる場合もあるのだから。
アメリカ、メキシコ、カナダについで感染者数第4位の日本ですが本当は違うのかも知れませんね。
また、東京では「65歳以上の人はかからないらしい」という情報が流れていましたが、こちらの日本人の友人は「1957年以前に生まれた人はかからないらしい」といっていました。
この1957年という年に何の意味があるのか不思議に思っていたのですが、5月25日付の日経新聞科学欄に「50年前の新型インフル『アジアかぜ』」という記事を発見し、もしやここからきているのかも、と思いました。
丁度1957年の2月に中国で発生したとされる新型インフルエンザなのですが、ウイルスのタイプはH2N2型なので現在のとは異なります。
それでもいろいろな情報から噂となって流れていくのですね。
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