オープン・エア・シアター @リージェンツパーク
2009.06.10 up
円形の野外劇場
今年もロンドンの夏の風物詩であるオープン・エア・シアターが、始まりました。
毎年5月下旬から9月中旬、ニュー・シェイクスピア・カンパニーがリージェンツパーク内の野外シアターで上演します。
シェークスピアやミュージカル、子供も楽しめるものを含め計4本の演目です。
ということで、早速6月1日のopening nightに行ってきました。
この日はシェークスピアの Much Ado About Nothing 「から騒ぎ」でした。
上演は夜8時開始ですが、劇場は6時半には開場しますので、人々はまわりの芝生でBBQや、事前に予約できるpicnic と呼ばれる軽い食事をとって、開演前のひと時を楽しんでいます。
もちろんワインなどの飲み物もいただけます。劇場内もち込みが出来ますので、ワインクーラーに入れてボトルごと抱えて行く人も。
私と友人はPIMM’Sを持って入りました。(PIMM’Sはロンドン生まれのリキュールで、レモネードで割ってオレンジなどのフルーツ、ミントの葉、きゅうりのスライス、氷を入れていただきます。口当たりがよく飲みやすい)
私の隣は若い人だったのですが、途中いい香りがすると思ったら、イチゴのパックをとりだしつまみながら観ていました。
堅苦しくなく観劇の前後や合間も楽しんでいて、こういった形の劇場が日本にもあったら楽しいのに、と感じました。
劇場はすり鉢状になっているため、一番上の席でも全体が見渡せ、また値段が安くなっているので、正面は特に上の席もすぐ売れてしまいます。
この日は27℃ぐらいまで気温が上がった暑い日だったのですが、夜は冷え込みかなり寒かったです。
日中の暑さにそこまでの防寒は準備しておらず、最後は震えていた私たちとは違って、地元ロンドンの人達は冬物と思えるジャケットをしっかりと取り出して着ていました。さすがです!
内容の理解度はともかく、ロンドンの一夜を楽しむことが出来ました。
レポーター「羽鳥 ひろみ」の最近の記事
「日本」の他の記事
0 - Comments
Add your comments