ローマでは現在日本食品だけを取り扱う専門店はなく、中国食料品店で日本食品を調達するしかありません。今回、近所のスーパーで見かける日本食品をご紹介します。

2年前頃よりヤクルトがイタリアでも販売されるようになりました。日本と違い、1パック7本入りで3.99ユーロ（約560円）。テレビのCMでもこの7本入りを、1週間の月曜から日曜まで、1日1本健康のためという感じで紹介しています。スーパーの商品棚には、イタリア主要製品DANONE社などの沢山の種類のヨーグルトが陳列される中、ヤクルト社はヤクルト1種のみで、その存在を光らせ頑張っております。

今イタリアでも日本食ブーム。とりわけ抗酸化物質を含み、癌や血圧降下に効くと言われ注目されている緑茶は、砂糖入りやレモン入りのペットボトルで、清涼飲料水として販売されています。
パプリカ味の揚げ煎餅やあられ煎餅。SURIMIという名で売られる、冷凍のカニのすり身。寿司の冷凍パックはもとより、魚売り場では新鮮な海苔巻きや寿司パック（8巻入り）が10ユーロ（約1400円）位でも販売されています。赤いキャップの150mlのキッコーマン醤油は、20年以上前から高価ではありますが、スーパーで販売されています。

基本的にイタリア料理は日本人の口にも合いますが、長年ローマに住む日本人の間で、懐かしい日本食を思い出しながら、モッツァレッラ・チーズに醤油をかけ、豆腐の代替として食す方もおります。スパゲッティーを20分以上茹でうどんのようにし、鍋焼きうどんを作ったり、スパゲッティーを茹で、醤油とバターと鰹節をかけても美味しく頂けます。皆さん是非一度、このネコ飯スパゲッティーをお試し下さい。

レポーター「菅谷 桂子」の最近の記事

• イタリア中部地震と2009年ラクイラ地震
• チョコの香り付きコンドームのおまけ入り卵型チョコレート
• オランダサッカーチームサポーター“フーリガン”によるローマでの暴動

「イタリア」の他の記事

• ワクチン接種の予約完了
• 【COVID-19】コロナウィルス制御策、ローマの日常生活
• イタリア中部地震と2009年ラクイラ地震