新北投の加賀屋、12月18日から開業
2011.01.11 up
加賀屋の入口前にある提灯と狛犬
台北駅からMRTで約40分のところに、温泉で有名な新北投があります。
こちらは、日本統治時代からあった銭湯が温泉ホテルになったところや、昭和天皇がご入湯された由緒正しき場所などがあり、日本人には縁のある場所と言えます。
そんな新北投に、12月18日、日本でも有名な加賀屋がオープンしました。
この加賀屋は、下記URLにあるNHKの「クローズアップ現代」で紹介された事があります。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2919&ct=%E4%B8%AD%E5%9B%BD
番組の中では、勤務予定の台湾人従業員達が日本の本店で着物の着付け、作法、言葉遣いなど、台湾では考えられないくらい厳しい指導で苦労し、涙する姿が紹介されていました。
それもあり、私はこの加賀屋のオープンに注目していました。
早速、中へ入って見ました。
2階にある受付の様子
1階はショップになっていましたが、日本から輸入した商品がたくさん並んでいました。
2階が受付、ロビー、カフェの場所になっていましたが、とにかく日本の加賀屋を、そっくりそのまま台湾に持ち込んだ感があり、いい意味で個性を発揮しているように見えました。
受付にさりげなく置いてあった鏡餅
上の写真の鏡餅を見た時、ここが台湾であることを思わず忘れてしまいました。
こうしてお客様を見送る姿は、日本そのもの
私が一番注目していた、台湾人従業員たちの様子も見てきました。
名札は日本人女性の名前が記され、漂う雰囲気は「大和撫子」そのもの。厳しい日本での修行の成果は、しっかり現れていました。
上の写真のように、お客様の背中が見えなくなるまで手を振り、見送る姿は、台湾の他の宿泊施設では絶対に見られません。
自らすぐに駆け寄ります
また、上の写真の左の2人が記念写真を撮ろうとした際には、すぐに駆け寄り、記念撮影を手伝っていました。
こうした光景を外国で見ると、何だかうれしくなります。
この新北投の加賀屋、1泊2食付きで定価は24,000~120,000元(約66,892~334,462円)と高額ですが、1月はキャンペーン価格を導入している事もあってか、予約でいっぱいだそうです。
また、宿泊だけでなく、中の温泉に入ることができ、温泉入浴とお食事付きのプランも用意しています。
日本人から見ても高額ですが、現在の日本人客と台湾人客の比率は半々だそうです。
台湾で、日本の「もてなしの心」をしっかり堪能したい方は、加賀屋を選んでみては如何でしょうか。
加賀屋・台湾HP
http://www.kagaya.com.tw/
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