落第も誇りに…オランダの教育事情
2010.09.27 up
向き合って座り、生徒同士で学びあう授業体制がメイン
オランダの義務教育は4歳(または5歳)から始まります。子供が4歳の誕生日を迎えた誕生日が初入学の日。入学式はありません。日本でいえば幼稚園の年少組が、オランダでは小学校1年生に相当します。
早期教育に熱心なお国柄でもあり、子供たちが喜んで学べるような教育を施す国でもあるオランダ。学校では学ぶというよりも、楽しみながら科目を消化していく、という感じで授業が進みます。
輪になって話し合うことに重点を置く
そんな教育法の中でもユニークなのは、落第。といっても、この落第は、劣っている生徒を留年させるために行われるのではありません。再度、同じ学年にとどまることで、さらにしっかりと基礎固めをさせるためなのです。教師からのアドバイスも当然必要ですが、最終決定するのは、あくまでも子供自身。つまり子供が、「もう少し、このクラスで学びたい」と希望した場合に、最終的な落第を認めるのです。
この場合、親は教師と話し合いますが、まずどの親も、落第を望みます。近い将来を考えた場合、不安を抱えて進級するよりも、自信を持って進級することを願っているからです。
父兄との登校風景
落第は、自分自信を冷静に見極めている証拠として、むしろ歓迎されるオランダの教育事情。飛び級する秀才よりも、落第する生徒のほうがずっと、「努力していてカッコいい!」とクラス内で英雄扱いになることも。オランダのユニークな教育の一端がここにあります。
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1 - Comments
Tomoko Sato Fujiwaraより:
2015 年 07 月 07 日 18:01:54
カオル フリードリヒス様、
本日写真掲載についてご連絡したものです。カオル フリードリヒス様のブログをとても興味深く拝見しました。私のブログについては、どの写真を使わせて頂きたいかと、内容が分かるように一旦ウエブにアップしてはいますが、もし不快な思いをされたら申し訳ございません。もし気になるようならすぐに取り下げますので、仰ってください。今朝アップ直後にご連絡し、特に周知もしていない状態ですので、見ている人もあまりいないと思います。 藤原
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