手続も飛行機並み、中国高速鉄道体験記
2011.08.08 up
大連から北京・天津への出張の際に「北京南駅」から「天津駅」まで、中国高速鉄道に乗車しましたので報告させていただきます。
まず、驚いたのが北京中心部から車で約30分のところにある高速鉄道の始発駅「北京南駅」の巨大さ。まるで飛行場のようです。
北京南駅の中の様子
北京南駅でチケットを購入しましたが、6月1日から切符購入する際の「実名制」が導入されたことから、パスポートを提示の上チケットを購入。改札を通る時にも再度パスポートを提示するなど手続も飛行機並みです。
和諧号
プラットホームに下り「和諧号」に乗車。座席も広めで飛行機よりも快適感があります。
「和諧号」は、定刻通り発車しました。中国に来てから飛行機の遅れに慣れているせいか「和諧号」の定刻通りの発車に少々戸惑いを感じました(特に最近、大連は初め雨・霧が多く飛行機の遅れが頻発しています)。車内誌に、「高姐」(高速鉄道の女性乗務員。因みにスチュワーデスは「空姐」です)の募集要項が出ておりましたが、身長165cm以上・大卒・英語および第二外国語も必要など採用条件は厳しいようです。
この日の高速鉄道の最高速度は、時速330km
時速300kmを超えたあたりから、日本の新幹線には無い揺れがあり、隣に同乗している同僚もやや心配そうでしたが、発車から約35分で定刻通り天津駅に到着しました。
無事天津での用務も終了し、天津空港から大連へ戻る予定でしたが、飛行機が4時間も遅れ、それまで順調であった出張も最後につまづくこととなりました。今後、大連でもハルビンまで高速鉄道が開通する予定です。定刻通りに走る「高速鉄道」にも期待したいところです。
レポーター「竹岸 誠二」の最近の記事
- 登録記事なし
「中国」の他の記事
0 - Comments
Add your comments