暑気払いにこの一杯、おかわり・緑豆湯
2015.08.04 up
緑豆湯
先にご紹介した「酸梅湯」を上海ではあまり見かけないと書きましたが、では上海の夏といえば何?
ということで、今回ご紹介するのは上海の夏を涼しく過ごす定番おやつ「緑豆湯(リウドウタン)」です。
これも台湾などやはり湿度や気温の高い地域で愛されている食べものの一つとなります。
緑豆
緑豆は、ちっちゃなちっちゃなつぶつぶで、日本ではもやしや春雨で名前を見ることがあるかと思います。
この緑豆、姿はとっても小さいものの、生薬としても用いられる食材で、解毒作用、熱を取り除く、渇きを止める、利尿などの効果が期待できます。
作り方は実にシンプル。
緑豆と水を鍋にかけ、緑豆がやわらなくなったら氷砂糖、砂糖などをお好みの量で加えてできあがり。
他に、緑豆と百合根、緑豆とハトムギなどなど、体調にあわせて他の食材と組み合わせるのも一般的です。
煮ているうちに分離する緑豆の皮、この皮の方が解熱効果が高いと言われています。食感は悪くなりますが、ぜひ皮も一緒に食べてみてください。
もちろん、豆が苦手、皮はもっと苦手という方は、この煮汁を飲むだけでもずいぶん違いますので、気にせずどうぞ。
緑豆は事前に水に浸けておく必要が無いと言われています(でも、ちょっと浸けておいた方が良いような気がします)ので、思い立ったらすぐ作ることができるのも嬉しいところ。
もし、緑豆が手に入ったらぜひお試しを。
ただし、体をとても冷やしますので、冷え性の人、おなかに膨張感を感じやすい人、おなかをくだしやすい人、生理中の人は避けてくださいね。
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1 - Comments
道下より:
2015 年 08 月 10 日 18:57:09
豆はいいですね。夏の定番といえば枝豆を浮かべますが、何にでも合いそうな予感がしますよ。
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