南海キャンディーズ・しずちゃんは3位入賞 台北のボクシング大会
2011.09.12 up
3位の表彰台に立つ山崎静代(左から2人目)
以前下のURLにて紹介した南海キャンディーズ「しずちゃん」こと山崎静代のデビュー戦。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20119922257
残念な結果に終わりましたが、出場人数の関係で上の写真のように3位に入賞しました。
山崎本人は、呼ばれた際に事情が分からず、戸惑っていましたが、表彰台の上では、南海キャンディーズの相方・山里亮太と一緒の時に見せる「狙い撃ち」のポーズを見せる等、笑顔でした。
試合の動画を見る事が出来ましたので、以下、私の経験をもとに簡単に触れさせて頂きます。
山崎の最大の課題は「ガードが常に下がっている」。
これに尽きると思います。
パンチを放つ際にも、相手と対峙する時でも、ガードが下がっている事が多く、序盤は、そこを徹底的に突かれ、ダウンも喫し、最終的に第1ラウンド(2分)で27ポイントを献上しました。
中盤以降は、相手が体重の増量からくる体力不足が露呈し、攻撃が少なくなったため、ガードは比較的出来ていました。しかし、自分よりもパワーのある相手のパンチが当たったら、致命的なダメージになりかねません。
この部分の克服が、ボクサー・山崎静代の今後の発展の鍵になるかもしれません。
以下、日本の選手達の様子を紹介したいと思います。
女子ライト級優勝の釘宮智子(赤)
以前紹介したフライ級の新本亜也は、そのまま優勝しました。
上の写真の釘宮智子は、ライト級で優勝しただけでなく、女子の部の最優秀選手賞を獲得しました。
男子フライ級準優勝の田中一樹(青)
男子は、ライトフライ級の野邊優作、以前紹介したバンタム級の中澤奨、ライト級の藤田健児、ウェルター級の皆川直樹が優勝しました。
決勝でも強さを見せた彼ら以上に、私の中で印象に残ったのは、上の田中一樹でした。
決勝は、比較的優位に試合を進めながらも、相手のパンチをもらいすぎたのが響き、19ー20の僅差のポイント判定負け。
試合後、日本チームのスタッフらの前で泣き崩れる田中一樹
試合後は、上の写真のようにスタッフの前で泣き崩れていました。
その後は、両脇を抱えられ、選手用控え室へ移動。
表彰式でも、つくり笑顔でチームスタッフ達のカメラに収まっていましたが、表彰台を降りてからすぐにメダルを外し、悔し涙を見せていました。
田中の今後の発展に期待します。
ウェルター級優勝の皆川直樹(赤)
決勝でインパクトが大きかったのは、上の皆川直樹の試合でした。
試合開始からパンチを打ち続け、着実にダウンを取り、最後は第2ラウンド途中で相手のセコンドからのタオル投入。
他の試合が全部ポイント判定だっただけに、ただただ驚きました。
このような感じで、日本から来た選手達の活躍が目立った大会でした。同時に、大会の成功にも大きく貢献しました。
今回エントリーした選手達が、1人でも多くロンドン五輪の舞台に立ち、いい結果を残す事を祈っています。
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