
日本製の機械で焼き鳥を焼くインドネシア人従業員
「なかなか美味しいね。また食べに来たいな」。初めて日本の焼き鳥を食べたというハニー・ラオさん(58)。「サンバル(インドネシアの唐辛子の調味料)ともピッタリだし!」
この焼き鳥は、このほどインドネシア進出を果たしたコンビニエンスストア大手のファミリーマートが店内で調理して販売している商品。豚肉や豚肉のエキスが含まれている食品を食べてはいけないというイスラムの教義に沿って、7カ月かけて開発したそうです。
日系商品メーカーや日本食レストランが海外で成功するにはどうれすれば良いか。その秘訣の一つが、現地住民の味の好みをよく研究することだと言われています。
今回ファミリーマートがインドネシアで販売を始めた焼き鳥は、私個人の感想では若干濃いめの醤油味。普段からしょっぱめの料理を好むインドネシア人には合いそうですし、唐辛子との辛さに負けないといったところでしょうか。
すでにインドネシアにはセブンイレブンやローソンが進出していますが、担当者は「味のこだわりで差別化を図りたい」と話しています。日本での人気商品のフライドチキンも、インドネシア仕様です。
「日本風を残しながら、いかにこだわりを捨てられるか」ということが海外進出で成功する鍵になることもあるようです。
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