大学から実業団へ 陽詩慧の新たな旅立ち
2012.08.13 up
3月に開催された大学バスケUBA女子準決勝後の様子
こちらで度々北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼の妹・陽詩慧(ヤン・シーフイ)を紹介してきましたが、新しい動きがありました。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201222914151
今回は、上のURLで書き込んだその後の様子を紹介したいと思います。
陽詩慧の佛光大學(フォーグワンダーシュエ)は、2月27日~3月4日まで開催された準決勝リーグを3位の成績で通過。3月11、12日に大学バスケ・UBAの決勝トーナメントでは、準決勝で台湾師範大學(タイワンシーファンダーシュエ)と対戦したものの、惜敗。
試合後は、上の写真のように涙が止まらなくなり、応援に来ていた家族、親戚達に慰められる光景がありました。陽詩慧は1年前の左膝のケガのときもキャプテンを務めていましたが、今年3月のUBAを大学生活最後の大会と位置づけ、卒業も1年遅らせてリハビリを行い、調整してきました。本人は初の決勝進出へ向けて手応えを掴んでいただけに、悔しい敗戦となりました。
大学生活最後の大会は3位。仲間たちと記念撮影
それでも敗戦のショックを引きずらず、最後まで接戦になった3位決定戦を制し、2年連続の3位になりました。決勝の舞台には立てなかったものの、大学生活最後の試合を勝利で飾れたことで、試合後は上の写真のように笑顔全開。チームメイトたちと笑顔で写真に収まっていました。
卒業後は、中華電信(ジョンファーディェンシン)へ *7月9日撮影
UBA終了後、陽詩慧は6月に大学を卒業し、実業団チームの中華電信に入団しました。新チームでの練習は4月から行なっていて、7月7~11日に苗栗で開催された国際大会のジョーンズカップが新チームのデビュー戦になりました。
私は2試合(VS U-24日本、VSアメリカ・チャップマン大学)だけ観戦しましたが、見ている限り2、3月のUBAのときより動きはよくなり、最大の魅力である躍動感も戻ってきているように見えました。本人に話を聞きましたが、1年前にケガした左膝の痛みは無かったということで、痛みの不安が消えたことが躍動感が戻ってきた要因になったようです。
7月11日撮影
また、新しいチームメイトやコーチングスタッフたちとうまくコミュニケーションもとれていて、順調に来ているようにも見えました。試合中、戦術面のことでコーチに怒鳴られることもありましたが、新しいスタートを無事に切れたようです。
表彰式での一コマ、2位のメダルをかけてもらい、この笑顔(中央の選手)
陽詩慧の新しいチームでの飛躍と、台湾代表に選出され、4年後のリオ五輪を目指す日本のライバルとして日本のファンの皆さんの前に立てる選手になることを祈ります。
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