ローマ泥棒事情その3ー防犯対策
2013.10.13 up
前回2回に分けて、最近の泥棒の手口を書きました。
家にいても入ってくる泥棒。もはや泥棒というよりも強盗と呼びたい気分ですが。
どうやって防げば良いのでしょうか。
泥棒に入られなくするには、自ら鉄格子の中に入る。まるで刑務所?
我が家の場合はバルコニーの窓から侵入されました。日本でいう3階部分、道路に面したバルコニーの窓にはシャッターが降りていたにも関わらず侵入されました。
そこで防犯対策としてすぐに取った行動は、Fabbro(ファッブロ、日本語だと鍛冶屋さんでしょうか)に窓の外側に付ける頑丈な鉄格子を注文しました。
サイズを計ってもらい、納品までに約1ヶ月半。窓枠10枚分、合計7000ユーロ(約90万円)でした。痛い出費ではありましたが、泥棒に入られて以来、不眠症と悪い夢に悩まされていたので、これでぐっすり眠れると思えば高くはないのかもしれません。
泥棒に入られなくするためには、自分が檻の中に入る。泥棒達は今日もどこかでしゃあしゃあと盗みを働いているのに、自分はまさに鉄格子に囲まれた牢獄のようになった我が家で身を守る。
なんとも皮肉ですね(笑)
鉄格子越に外を見る。ああ、お向かいさんも鉄格子。。。
こうして町を歩いてみると、鉄格子が入っているお家を見かけると、ああ、気の毒に、ここのお宅も泥棒に入られたんだわ。と思うようになりました。
その他にできることと言えば、防犯アラームを付ける。防犯カメラを付ける。というのも有効的なようです。
ただ、あまりいろいろ付けすぎると、あそこは何かそんなにしてまで守りたいものがあるらしいと、逆に目をつけられてしまうので、我が家は鉄格子だけにしておきました。
室内でも何か気をつけることもあるのでしょうか。続きはまた次回書いてみたいと思います。
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2 - Comments
かなやより:
2013 年 10 月 13 日 14:57:03
十勝でも空き巣被害は後を絶ちません。わが家を守るには少なからず出費が必要なのかもしれませんが、どこか悔しい思いは残りますよね。私の近所でも以前、被害に遭った家があり、互いに注意しようねと「連合」を組んでいます。地域のコミュニケーション強化も防御の大きな力になると思います。
いとうより:
2013 年 10 月 13 日 15:57:49
いとうです。
なるほど、鉄格子ですか。って、鉄格子ですか!しかも90万円。
確かに対策ですし、しかも対策のうちのひとつなんですね。確かに、
あまりにセキュリティが厳しいと何かあると思われるかもしれません
が、人間の命のことを考えると、できるだけセキュリティを高めたく
なってしまいます。
写真を見ても、鉄格子が無いほうが少ないですよね。
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