世界から集まる信者達を前に、ローマ教皇最後の一般謁見
2013.02.28 up
ベネディクト16世教皇、サン・ピエトロ寺院広場で最後の一般謁見
2月11日に退位を表明したベネディクト16世教皇の最後の一般謁見が、27日大晴天の中、サン・ピエトロ寺院広場で開かれ、世界中から15~20万人の信者が集まりました。
異例な生存する教皇の退位、近代におけるローマ教会の歴史を変える出来事。
Avvenire宗教紙第一面のタイトル「ありがとう、ベネディクト」
8年前、前ヨハネ・パオロ2世教皇が亡くなった時は、教皇在位期間も長かったことで、彼と供にカトリック教の道を歩んだと感じる沢山の信者が、涙を流しながらのお別れでした。私の友人の中に、その最後の姿を見るために徹夜した人が沢山いました。
今回の教皇とのお別れは、悲しみと言うより、高齢の教皇への感謝と労をねぎらい集まった感じがしました。
教皇は退位されますが、ベネディクト16世は名誉教皇としてバチカン市国内の修道院で終生を送られます。28日20時に教皇座は空位になります。
人々の大歓声の中、広場内を”動く教皇車”で移動する教皇
3月に入り、新教皇選挙(コンクラーベ)がバチカン美術館内のシスティーナ礼拝堂で行なわれ閉鎖されますので、見学は一時的に出来ません。
広場内で、教皇を見る為に準備万端の人達
退位表明後、様々な噂が立ちました。
日本の町会のような、地元の教会区の信者の間で、現教皇は遺伝の麻痺性の病気の為退位をしたとか、その真実は定かではありません。
マスメディアで浮上してきた「聖マラキの預言」では、聖人ペテロが教会の鍵を取り戻すため地に戻るだろうという日が来るまでの歴代教皇達の継承を預言。これによると、111番目に当たるベネディクト16世の次の教皇の時に世界の終末が訪れるのではないかと・・・。
謁見中の奇跡?バチカン美術館の入口に長蛇の列はなし!
マラキほど有名ではありませんが、16世紀に発見された「パドヴァの修道士の預言」。
これには、歴代の教皇の描写と供に最後の教皇の継承について予言し、まだ二人の教皇が残っています。一人はベネディクト16世を示す「最後の希望が住む世界での、平和と希望の神学者」、もう一人は次期教皇を示す「苦悩と死に出会うために遠い土地よりローマを訪れる者」、その後ローマは崩壊。
昨年12月21日はマヤの預言で人類滅亡。預言ブームも到来しました。
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