ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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シュラスコパーティーで焼けた肉を切り分ける人

シュラスコパーティーで焼けた肉を切り分ける人

 ブラジルは週末にあちらこちらで親族や友人が集まってパーティーをする様子を垣間見ることができます。誕生日、結婚式、感謝祭、記念イベントなど、目的は様々です。

 10人から100人くらいの規模のホームパーティーになると、最もよく行われるのがシュラスコ(ブラジル式バーベキュー)です。

 シュラスコは、基本的に「男の仕事」です。パーティーのホストを務める男性の力量が問われる印象もありますが、そんなに堅苦しく構える人もおらず、たらたらとマイペースに食べながら飲みながら振る舞いながら、おいしい時間を過ごすのが極意です。


シュラスコパーティーで肉を焼く下準備をするフリーのシュラスコ職人

シュラスコパーティーで肉を焼く下準備をするフリーのシュラスコ職人

 シュラスコパーティーでも、ホスト家族が別の作業で忙しい場合や女性が主催するパーティーの場合は、自分で肉を焼いて振る舞えないこともあります。
 
 そんな時の助っ人が、出張シュラスコ職人です。

 仕出しを専門とする飲食業者がシュラスコを請け負うケースもありますが、シュラスコは週末の休みに行われることが多いため、普段レストランで調理師をしている人が、フリーで個人的にアルバイトでシュラスコを請け負い、お小遣い稼ぎをしているような人もいます。

 以前、一般家庭のシュラスコパーティーでフリーアルバイトとして約4時間、肉を焼いている男性に報酬を尋ねたところ、「30人までで一回100レアル(約5000円)、50人規模で一回200レアル(約10000円)」
との回答を得ました。食材費は別途で、仕事料は基本的に交渉次第です。

 バーベキューは家族や仲間で焼いて楽しむというイメージを超えて、フリーの肉焼き職人という職業が成り立つのも、シュラスコ大国というお国柄だなあと思わされます。


家族のシュラスコパーティーで自分たちで肉を焼く人(塩水をふりかけて味を付けている様子)

家族のシュラスコパーティーで自分たちで肉を焼く人(塩水をふりかけて味を付けている様子)


シュラスケイラ(肉を焼く装置)で肉が焼かれている様子

シュラスケイラ(肉を焼く装置)で肉が焼かれている様子


シュラスコパーティーで切り分けられた焼けた肉

シュラスコパーティーで切り分けられた焼けた肉


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2 - Comments

Setsuより:

2013 年 06 月 08 日 09:59:52

いいですね〜!「流しの肉焼き職人」!!
男の仕事、って感じ!
一回5000円って、週末バイトにしてはいい値段ですね。
メキシコより♪

tomokoより:

2013 年 06 月 08 日 17:54:33

〉setsuさま
 身内にご奉仕と思えば、つまみながらマイペースに5000円ってお得感ありですよね!? 男なら、とりあえず肉さえ焼ければ食いぱぐれないかぁ・・・(冗)

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