ローマ泥棒事情その1ー最近の手口
2013.09.29 up
最近私の住むエリアで立て続けに泥棒事件が起こりました。もともとイタリアに来てからというもの、かなりの頻度で親戚や友人のおうちに泥棒が入ったということを耳にしていたのですが、、、
まさか我が家に起こるとは!
ショックからだいぶ立ち直ったので何回かに分けてお伝えしたいと思います。
きれいに音も立てず開けられた小さな穴
近所の警察に被害届を出しに行きがてら聞いてきました、最近の手口を!
私達が窓口にいる間も、泥棒に入られたお家から電話が入りました。
信じられないけど、こんなに頻繁に起こっている。。
それも手口が、、ちょっと前までは留守宅を狙うのが圧倒的だったのですが、最近は家主が家にいようと静かに堂々と侵入して来る!のだそうです。寝室でぐっすり眠っているころにやってくるのです。。怖い。。
ある泥棒グループは深夜から朝方にかけて、ワゴン車で回っていて、ベランダを見ているのだそうです。ちょっとでも隙があるところを見つけたら、即仕事に移る。彼らの動きはまるで蜘蛛のようだといいます。身軽に3階くらいまではなんの苦労もなく這い上ってしまいます。我が家も日本でいう3階部分であります。窓の外側には雨戸シャッターも降りていたのですが。。。
小さな穴から窓を割らずにそっとレバーを上げ
そして雨戸をきれいに開け、窓も音も立てずに穴を開け、室内に侵入。
次の朝起きた時には、窓が開け放たれたベランダの近くに、きれいに並べられた、バッグ、お財布、ジュエリーボックス。。
なんで窓が開いてるの?なんで私のお財布やジュエリーボックスがこんなところに開いておいてあるの?
一瞬寝ぼけいて思考回路がつながらず、5分後にぎゃあーーーーーーーっ、やられたーーーーーと声が響くのです。
彼らは余計な物は持ち出しません、慎重に月の明かりの下、現金、貴金属、時計類、薄型ノートパソコンなど小さくても価値のあるものだけを鋭い眼光と経験で見抜き、瞬く間に持ち去るのです。いくらなんでも何か物音がするだろうと思われると思いますが、、、ところがどっこい、彼らはプロ中のプロなんです。
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3 - Comments
いとうより:
2013 年 09 月 29 日 15:56:38
いとうです。
大変な災難でしたが、ご家族には何も危害がなかったようで、それだけは
良かったですね。泥棒もできるだけリスクを負わないためにも、狙う家を
見定めているようですが、きちんとしているだけではなく、明らかに厳重
にセキュリティをかけているのが、泥棒にわかるようにしないといけない
のかもしれないですね。いや、怖いですね。
日本では、某セキュリティ会社のステッカーがオークションなどで取引
され、契約していなくても貼っているだけで、セキュリティが向上する
という話を聞いたことがあります。
石田より:
2013 年 09 月 30 日 01:19:09
雨戸シャッターが降りていても・・・
すごいとしか言いようが無いですね。
金庫買いましょう。金庫。
ミカ ガリアーノより:
2013 年 10 月 05 日 22:35:38
いとうさん、石田さん、コメントありがとうございます!
防犯対策についても近いうちアップしますね。どんなに用心してもプロなので入ってくるときは入って来られちゃうのですが。
石田さん、私も金庫!と最初思いましたが、金庫はかえってあぶないのだそうです。
防犯対策の巻にて説明致します。
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