フランス

フランス:ボルドー

針谷綾子(ハリガイアヤコ)

職業…シャトーでのワイン販売/ぶどう畑(シーズン時)
居住都市…ボルドー(フランス)
→こちらで記事をかきはじめた頃はニュージーランド南島のブレナムに滞在していました。2012年の夏から夫の仕事の関係でフランスのボルドー地方のマルゴーに住み始めました。現在滞在7年目です。ボルドーレッドで有名なワインの町です。ボルドーは小さなパリと呼ばれており、観光地としても人気があります。

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シンプルなタッパーランチが定番です

シンプルなタッパーランチが定番です

フランスのお弁当といえば、タッパーが必需品です。仕切りなどがないシンプルなタッパーが定番なんです。中身はいたってシンプル! サラダを入れる人が多い中、腹持ちをよくするため、お湯を注ぐだけで作れるインスタントのパスタやご飯をその場で作って、サラダに混ぜて食べている人が多いんです。フランスの家庭には、タッパーが多く常備されています。
昔からフランスでは、サラダを密封容器にいれてランチに持っていくという習慣もありました。その容器は、ガメルと呼ばれています。現在は流行遅れとう理由から、あまり使っている人はいないようです。


お弁当の本の中身は、こんな感じです

お弁当の本の中身は、こんな感じです

フランスでは、日本のアニメや漫画が大人気です。その影響があり、お弁当文化が多くの人に知られています。今から3、4年前にはキャラ弁なども注目され、雑誌によく取り上げられていたそうです。


”お弁当はまるで芸術作品のよう” (フランス人友人)

”お弁当はまるで芸術作品のよう” (フランス人友人)

その中でも、日本のお弁当が注目されるキッカケになったのが、ANAの機内雑誌「翼の王国」に連載されている おべんとうの時間 !様々な職業の人の日常のお弁当を紹介している連載なんですが、これが好評で書店でフランス語でも販売されたんです。その本がヒットし、多くの人がお弁当をさらに身近に知ることになったのだそうです。日本では、”おべんとうの時間”という本で発売されています。
詳細はこちら→ http://www.amazon.fr/LHeure-du-Bent%C3%B4-Naomi-Abe/dp/2809703795
私も友人からかりて読んでみましたが、日本の生活や文化が垣間見れ、とてもおもしろい内容でした。お弁当という文化はすばらしいと実感できるものでした。フランス人がこの本に興味を持つのも納得できます。


お弁当の本の中身その2

お弁当の本の中身その2

このように、日本のお弁当は注目されてはいますが、ボルドーでは日常的に作って食べている人は少ないのが現状です。今後更にお弁当文化が浸透し、日本のようにあたたかい個性豊かなお弁当をあちこちで見れる日が来るといいな...と思わずにはいられません。



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タグ:お弁当

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  • 3 コメント

3 - Comments

道下より:

2014 年 01 月 26 日 14:47:42

今や日本は弁当男子に水筒男子が主流です。我が社では見渡す限り、男性の弁当、水筒の持ち込み率が高い。私自身も弁当派で、自分が毎日盛りつけますが、毎朝楽しいものです。

針谷綾子より:

2014 年 01 月 27 日 21:50:27

最近の日本男子には頭がさがります。
でも今後も日本のすばらしき弁当文化、大切にまもっていきたいですね!
私こそ海外にいても、しっかりお弁当文化を地道に発信していきたいと思います。

道下より:

2014 年 01 月 30 日 09:16:24

いいですね?弁当文化!大量生産→大量消費→大量廃棄物の反省を踏まえ、弁当文化を見直したい気持ちでいっぱいです。

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