フランス

フランス:ボルドー

針谷綾子(ハリガイアヤコ)

職業…シャトーでのワイン販売/ぶどう畑(シーズン時)
居住都市…ボルドー(フランス)
→こちらで記事をかきはじめた頃はニュージーランド南島のブレナムに滞在していました。2012年の夏から夫の仕事の関係でフランスのボルドー地方のマルゴーに住み始めました。現在滞在7年目です。ボルドーレッドで有名なワインの町です。ボルドーは小さなパリと呼ばれており、観光地としても人気があります。

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赤と白のかわいい人形

赤と白のかわいい人形

現在、フランス語学学校に通っているので、さまざまな国籍の人と知り合うことができます。クラスメイトの1人であるルーマニア人のドラさんから、先日、突然もらった手のひらサイズの手編みのかわいい人形! お守りなんだそうです。この言い伝えについて丁寧に教えてくれました。すてきな習慣だなと思うので、こちらでも紹介したいと思います。
3月1日は、ルーマニアで春をお祝いする「マルティショールMartisor」というお祭りなんだそうです。マルティショールはルーマニア語で3月という意味です。


このお守りをくれたルーマニア人のドラさん

このお守りをくれたルーマニア人のドラさん

このお祭りのシンボルカラーが赤と白! ルーマニアの伝統の中では各季節の色があり、春は赤? 夏は緑? 秋は黒? 冬は白です。冬が終わり、春を迎えるという意味から”赤と白”なんだそうです。
親しい友人や家族に、スノードロップ(雪見草)の花や、赤や白をモチーフとした紐で作った(できた)飾りなどを贈り合う日です。習慣としては、男性が大切な女性へのプレゼントとして、1年の幸運のお守りとして渡されていたんだとか。そして、女性はもらったお守りはアクセとして胸に着け、3月の最終日にこれをはずして願いを込めると、その願いがかなうとされているんだそうです。現在は性別に関係なく、大切な人たちに贈る日になっているんだそうです。


私も毎日つけて学校にいっています

私も毎日つけて学校にいっています

ドラさんは、小さい頃から手編みで、毎年この小さなお人形を作って周りの人たちの幸せを祈り、プレゼントしてきたのだとか。海外にいても、このルーマニアの習慣を多くの人に伝えていきたいという強い想いを持っていました。春を喜び、相手の幸せを願う...心が温まる素敵な習慣ですね。




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  • 1 コメント

1 - Comments

道下より:

2014 年 03 月 15 日 14:30:23

世界のどこでも人形というアイテムに癒やされるのですね。

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