春の味!森で見つけたベアラウホ
2016.05.08 up
今、ベアラウホの花が満開です。
3月終わりから近所の森ではベアラウホ(Bärlauch=英語ではラムソン)を見つけることができます。湿った陰の森を好むベアラウホは、近くを通るとそのニンニクやニラに似た香りですぐにわかります。南欧を除いて広くヨーロッパに生育するようですが、ドイツでは春の味覚として人気があり、市場やスーパーでもベアラウホの葉っぱが今の時期、出回っています。
4月下旬、今白い花が満開です。森の中はベアラウホの香りでいっぱいです。
ベアラウホは毒性のあるスズランの葉っぱとよく似ていることから、森で採取するときは注意が必要です。一番わかりやすい違いは、葉っぱを摘んだ時にニンニクの香りがするかしないかで見分けがつきます。また、ベアラウホの葉っぱの裏側、真ん中には縦に真っ直ぐ白い硬い筋が一本通っていて、手でその部分を折るとポキっと音がします。
葉っぱを摘んで、スープやペーストにしてあるいは生でパンにのせて食べたりします。
ドイツではベアラウホの葉っぱを生で刻んでバターやクリームチーズを塗ったパンの上にのせて食べたり、ジャガイモと一緒に煮てクリームスープにしたり、バジルのようにパルメザンチーズや松の実、オリーブオイルと一緒にミキサーにかけてペースト状にして瓶詰めにして保存したりします。ドイツ在住の日本人主婦の方の話では、ニラの代わりに卵とじにしたり、餃子に入れると美味しいと聞き、試してみましたが、本当にニラの代わりになります。
レストランでも今の季節はベアラウホは旬のメニュー。ベアラウホのクリームスープ。
ベアラウホは消化を促すだけでなく、動脈硬化を防ぎ、血圧を下げる効果があるそうです。
体にも良い春のハーブです。
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