犬を飼うもの一苦労! ドイツ犬の法律
2018.01.03 up
自治体に登録するともらえる犬の身分証明タグ
ドイツの犬はよくしつけられ、野良犬をほぼ見掛けません。理由は、州ごとに犬に関する法律があるからに違いありません。飼い犬がどの場面でリードにつながれ、口輪を着けるべきか、また危険を及ぼす可能性が高い種類の犬はリストアップされて決められています。
犬を飼うと、犬税を払う必要があります。19世紀初め、犬税ができた当時は「ぜいたくな税」と呼ばれていたそうです。お金持ちが面白がって犬を飼うことに喜びを見いだしましたが、それと引き換えに税金を払う義務が課せられました。
今日の犬税の金額は、犬の種類と数により、各自治体が決定しています。その中でも、スタッフォードシャーブルテリアやブルテリアなど危険を及ぼす可能性の高い種類の犬税は非常に高くなります。数を規制するため、特に大都市の犬税は高くなっています。例えばフランクフルトの犬税は年間で1匹目90ユーロ(約1万2千円)、2匹目から180ユーロ(約2万4千円)、危険な種類は1匹900ユーロ(約12万円)になります。ベルリン、ハンブルグ、ニーダーザクセンなどの6州では、飼い主には犬の損害賠償保険への加入が義務付けられています。
ドイツで犬を飼うためには、住む自治体の細かいルールに気を配り、それを守ることが求められます。それに加え、税金や保険の手続きに支払いと相当な覚悟が必要です。その大変さにもかかわらず、約800万匹の犬が飼われ、その数は年々増えてきています。人気のある種類は、ジャーマンシェパードドッグ、ダックスフント、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、プードルなどです。
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