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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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生徒から話を伺う呉麗卿(ウー・リーチン)校長(右)

生徒から話を伺う呉麗卿(ウー・リーチン)校長(右)

 セミナー中、セミナーの管理担当の先生、呉麗卿校長も視察に訪れ、生徒たちの説明に耳を傾けました。


再び教室へ戻って細かい講義を受けます

再び教室へ戻って細かい講義を受けます

 生物教室での説明が終わり、もう一度教室に戻り、蔡任圃先生からあの昆虫の生態に関する講義を細かく受けます。その際、解剖されたあの昆虫の写真が出てきましたが、生徒たちは悲鳴をあげることなく、真剣な眼差しで講義に耳を傾けました。

 


午後は解剖実験

午後は解剖実験

 講義後、昼食を経て、午後は講義の内容をもとに解剖実験。
 高校生のお姉さんに導かれながら、中学生の参加者たちも解剖に着手しました。

 この時、中山女高のある生徒のお母さんが娘の迎えに来ていたのですが、娘が「あの昆虫」を片手に実験内容を笑顔で説明しているのに対し、お母さんが半身でその説明を聞いているのが最高に面白かったです。


心拍数などの記録を入力していきます

心拍数などの記録を入力していきます

 解剖では、内臓を顕微鏡で観察するだけでなく、呼吸数、心拍数といったデータの記録もとり、ファイルに入力していきました。


ありがとうございました

ありがとうございました

 解剖実験終了後は、教室へ戻り、閉講式を行ないました。
 記念撮影の他、高校生のお姉さんは一人一人感想を述べ、参加者の中学生に一礼して、セミナーを終えました。

 このセミナー、「オープンキャンパスの一つかな」と思い、学校の方に話を伺ったところ、「一人でも多くの中学生に生物学の魅力に触れ、知ってもらいたい」という蔡任圃先生の強い希望に学校側が応えた形で実現したとのこと。
 セミナー中、高校生のお姉さんだけでなく、参加している中学生の笑顔は、とても新鮮で、魅力的に映りました。同時に、前出のお母さんと娘の会話のような「大人特有の先入観の怖さ」も感じただけでなく、「子供たちも、大人からあれこれ強制されなくても、自分でいろんなことを学ぶ力がある」ということを改めて教えられたような気がしました。


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