スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

ドナウ川から一番目立つハンガリーの国会議事堂は迫力満点

ドナウ川から一番目立つハンガリーの国会議事堂は迫力満点

 夕方にウィーンから再び出港し、ドナウ川を進みます。

 翌日。次の寄港地ハンガリーのブダペストへ到着。ハンガリーを訪れるのは初めてです。ハンガリーと聞いて頭に浮かぶのは、「ピアノの魔術師」と呼ばれた名ピアニストであり作曲家であったリスト(1881~86年)ぐらいだったため、首都ブダペストをぶらぶら街歩きする程度で十分かな、ぐらいに軽く思っていたのですが―。

 ブダペストにはかなり多くの、そして大きな橋が架かっています。一番有名なのはThe chain bridge(くさり橋)。一番古く、49年にできたのだそう。この橋を見て、以前勤めていた会社の同僚だった、ハンガリー人の男の子が話していたことを思い出しました。


くさり橋で。交通量も多く、観光客でにぎわっていました

くさり橋で。交通量も多く、観光客でにぎわっていました

 うそかホントか分からないのですが、彼いわく、ハンガリー人は割と性格や考え方がネガティブな傾向があるのだそうです。いつも何かに悲観し悩んでいるらしく、くさり橋から身を投げる人も少なくない(!)とか…。ブダペストの街を歩いていて、ハンガリー人がネガティブという雰囲気は全くありませんでしたが、私の知っているハンガリー人たちは親切で優しい人が多いので、余計に繊細でいろいろと考えてしまう国民性だったりするのかもしれません。
 
 橋の話に戻ります。さらに目立つのがグリーンの橋、The libety bridge(自由橋)。オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフによって開通となったため、彼の名前でフランツ・ヨーゼフ橋とも呼ばれているようです。その王妃シシィでおなじみエリザベート王妃の名前が付けられた「エリザベート橋」という橋もありました。


丘を登っていくと漁夫の砦(Fisherman´s Bastion)という名前の建物が。1895-1902年に建てられたこのユニークな白亜の搭、ハンガリー建国千年祭の時にできたそう

丘を登っていくと漁夫の砦(Fisherman´s Bastion)という名前の建物が。1895-1902年に建てられたこのユニークな白亜の搭、ハンガリー建国千年祭の時にできたそう

 それにしてもブダペストの街は広い。そして見どころが山のようにあり、駆け足で観光したので超高速で歩き回った足が痛かったです(笑)。ドナウ川を挟んで、ブダ地区とペスト地区に分かれているのも今回初めて知りました。

 お店やカフェがたくさんある商業地域がペスト地区で、丘の上に教会や宮殿、城などがありブダペストの街が一望できるのがブダ地区のよう。

 ハンガリーはドイツやオーストリアと並んでクラシック音楽の盛んな国なのだなあ、とブダペストの街を歩いているだけでも感じました。日本からもこの街へ音楽留学される方が多いというのも、うなずけます。


このかわいい建物は? 正面に日本兵のような銅像が―。日本大使館でした。 この広場は日本以外にもいろいろな国の大使館がありました

このかわいい建物は? 正面に日本兵のような銅像が―。日本大使館でした。 この広場は日本以外にもいろいろな国の大使館がありました

 ブダペストを一日歩き回って翌日には、前日のハンガリー・ブタペスト同様初めて足を踏み入れる国スロバキアの首都、ブラチスラバです。
こちらは船の出発時間の関係で数時間しか滞在できなかったため、ミニ列車でのシティツアーに参加してざっと街の様子を把握し、その後は広場や旧市街を散策しました。

 スロバキアも首都ブラチスラバも日本ではあまりなじみのない国・都市ではあるのですが、2 年ごとに開催されている「ブラチスラバ世界絵本原画展( 略称BIB/Biennial of llustrations Bratislava)」 で有名な街でもあります。絵本芸術に熱心な国なだけあり、街そのものが絵本から飛び出したようなとてもカワイイ街並みで、歩いているだけでも楽しいです。


ひょっこり歩道から顔を出すのは? こうしたオモシロ銅像が至る所にあり、楽しい街です

ひょっこり歩道から顔を出すのは? こうしたオモシロ銅像が至る所にあり、楽しい街です

 こうしてドナウ川でのクルーズそのものの旅も楽しめ、滞在先の旧知の街・初めての街も観光ができたので、1週間とても有意義それでいてリラックスできた旅となりました。

 ヨーロッパの都市を回りたいけど、時間がないし荷物を移動させるのも大変で…という方は、こういうリバークルーズの旅を体験するのもよいかもしれません。ホテル(クルーズ船)もトイレもいつも一緒なので安心でしたしね(笑)!


レポーター「小島 瑞生」の最近の記事

「スイス」の他の記事

  • 879 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives