パレスチナ自治州・ガザに生きる人々 パレスチナ映画「サヌーニ・ロード」鑑賞して
2018.11.27 up
パレスチナ難民局女子校で勤務していたころの私 2011年
私は2010年から12年まで、ヨルダンのパレスチナ難民局にある女子校で美術教師として勤務していました。ヨルダンに生きるパレスチナ人たちと共に過ごした時間は掛け替えのないものとなっていて、事有るごとにイベントに参加しています。
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11月7日(水)にトゥルーズ市内の映画館で、パレスチナ関連の映画「サヌーニ・ロード」があったので鑑賞してきました。夜の21時からのスタートであったにもかかわらず、会場はたくさんのお客さんでにぎわっていました。
この映画は、10年のパレスチナ自治州・ガザ地区が舞台。パレスチナ人・サヌーニ一家の日常が、映像技術を駆使して表現されていました。映画では、イスラム教徒にとって第三の聖地エルサレムに関する話題も登場。「エルサレムにある「岩のドーム」へ行ってみたいな」というパレスチナ人の男の子が印象的でした。
本編からも感じましたが、パレスチナ自治州・ガザに生きるパレスチナ人の生活は決して易しいものではありません。想像を絶する過酷な日常を送っています。では、私たちにできることは何か。
私は「当地に生きる人たちに思いをはせる」こと、「現状を知る」ことから始まると思います。これは、政治活動に参加するといった目に見える活動ではないし、どこかの支援団体に多額のお金を寄付するといった行為でもありません。
でも、地球上に生きる私たち一人ひとりが、どこの地域でどんなことが起こっているか、正しい情報収集し、興味を持つだけでも、大きな力になると信じています。
フランスで映画を通し、パレスチナ自治州ガザ地域に思いをはせる時間に感謝しています。
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