チリのWOMADに行ってきました
2018.03.08 up
カーニバルのようなステージが繰り広げられていた特設ステージ
チリの共同墓地の広場で開催された「WOMAD」へ行ってきました。初めての参加でしたが、数年前から毎年共同墓地の広場で開催されていたのだそうです。入場無料で、イラン、マダガスカル、メキシコ、ペルー、ボリビアなどさまざまな国の音楽が聴け、さらにいろいろなワークショップが開催されるという何とも魅力的なイベントでした。
Tobasと呼ばれるダンスの衣装を着たお姉さんと写真を撮る娘
WOMADとは1982年にイギリスから始まり、それ以来30年以上、世界各地で開催されているワールドミュージックイベントです。日本では「ウォーマッド」と呼ばれ、1991年から5年間だけ横浜で開催されました。オーストラリア、イタリア、スペイン、韓国、シンガポール、イギリスなどでも開かれている世界規模の催しです。
今回参加して面白かったことは、何といっても開催場所です。会場の共同墓地はチリの芸術家、政治家らも眠るチリで一番大きな墓地で、ちょうど入り口に当たる広場に大きなステージが2つ設置され、ワークショップを開催するサーカスのようなテントが2つ張られました。
当日は歩行者天国になった道路もイベント会場となり、世界各地の料理を振る舞うキッチンカーと呼ばれるフードトラックが並び、チリで人気のピスコサワーやモヒートなどを振る舞う広場が作られ、特設ミニステージではのんびりしたレゲーが流れ何ともいい雰囲気になっていました。
共同墓地のエントランス部分。カフェテリアも作られカラフルにデコレーションされていました
墓地で音楽イベントーという発想がとても斬新で、亡くなった人もきっと喜んで聴いているだろうと思いながら死者と音楽のお祭りの融合をとても面白く感じました。入場無料で、昼間はさまざまなワークショップが、夕方からはステージで音楽イベントが開かれました。
私たちが参加したワークショップは、「Tobas」と呼ばれるチリ北部やボリビアの南部の民族がカーニバルで踊るものでした。ステップもシンプルで、エアロビクスのような感覚で楽しみました。子ども向けのDJ教室もあり、大人顔負けで格好をつける子どもたちがとてもかわいく、大人たちはそんな子どもたちの写真を撮るのに夢中でした。
他にも壁画教室や、お面を作る教室、マダガスカル音楽教室、サーカス教室、園芸教室などなどさまざまなワークショップが行われました。
子どもたちが代わる代わる楽しんだ子どもDJ教室
WOMADでは夕方から音楽イベントが始まり、メインステージではチリ北部の民族音楽を現代風にアレンジした音楽に、カラフルな衣装をまとった人たちが鬼のお面を着けて踊るカーニバルのようなステージが繰り広げられたり、メキシコ音楽やインドのシタールが、幻想的な雰囲気をつくり出したりしていました。
期間中、毎晩夜11時まで開催されていたWOMADは、帰るのが惜しくなるほど、時間がたつのを忘れて楽しめました。そんなWOMADに来年もぜひ参加したいと思います!
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