蒜山高原にいるとっても怖い顔をした、とっても偉い妖怪「スイトン」
2018.04.26 up
どこかの国のトーテムポール?! いいえ、違うんです
岡山県の西北部・鳥取県境に位置する蒜山(ひるぜん)高原。蒜山に入るとたくさん見掛ける、トーテムポール。同じ人の形をした木の彫刻。口をぱかっと開け、目はぎろっとにらみ、小さな両手を真っすぐ広げ、私たちをお出迎え。
スイトンコーナーにダッシュ!!!
祖母「蒜山には同じ顔をした木の彫刻があるけど、ありゃぁ、なんじゃろう。あっちゃぁーこっちゃぁーで、おっそろしぃ顔して立っとるがな」
私「これは、外国で魔よけで使われているトーテムポール。蒜山は、どこか外国の町や島と姉妹都市なんじゃないの。外国のトーテムポールを魔よけとして使っているんじゃないのかな」
祖母のふとした疑問から、私はいろいろ推測し回答しましたが、謎は深まるばかり。蒜山高原センターのお土産コーナーに、蒜山に突如現れる木の彫刻に関し、謎を解くカギがありました。
「世界のどこかで使われているトーテムポール」という私の推測はハズレ。
どうやら蒜山高原に昔から伝えられている妖怪をモチーフに作られているようです。
説明によると、妖怪の名前は「スイトン」。漢字で書くと「粋呑」。悪い人の所に“スイー”と飛んできて“トン”と1本足で立ち、引き裂き食ってしまうという言い伝えです。「だから蒜山には悪人は居ない」のだとか。
へぇーー。へぇーーー。へぇーーーー!!!
怖い顔をした理由があるんだ。それにしても、偉いねぇ、妖怪スイトン。
その後、おばあちゃんはスイトンコーナーに猛ダッシュ!! 熱心にスイトングッズを選び、お気に入りのスイトンをゲット。今は、おばあちゃんのかばんにスイトンストラップがくっ付いています。おばあちゃんが歩くとスイトンもキョロキョロ動きます。
おばあちゃんに何か悪いことがあったり、嫌なことがあったらスゥートンとスイトンが表れ、食べてくれると思います。
私とおばあちゃん。熱心にスイトン選び
スイトンの謎が解けた場所。蒜山高原センター
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タグ:妖怪
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